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序章

この世に神とは居るのだろうか?


「雪那さん!姫ちゃんに何て事を教えてるんですか!!」


俺の目の前には、巨大なガスバーナを構え、今にも俺を殺してくれやがりそうな、銀髪、幾十にもロールしたドリルヘアーを持つ女。


「落ち着け!!俺は何も教えていない!!多分、犯人はそこに居る似非関西人だ。」


俺は、椅子に腰掛け、ゲームに興じる男を指差す。


「ゆっきー!!うちを裏切るんか!!」


耳にはピアスの穴、右目は黒、左目は青のオッドアイ。そして、男の癖に一人称が『うち』という、ちょっぴり不良っぽい男。


「裏切るも何もないやろ!!お兄が悪いんやないか!?」


関西弁、日本人形の様な愛らしさを持つボブカットの少女。


「マスター、『どりるへあー』とはどういう意味なのでしょうか?」


俺の事をマスターと呼び、金色の目を持ち、髪が腰まで有る少女。


「姫、ドリルへアーとは掘削機のような髪型の事だ。」


「そうそう、昔流行った貴族の髪形の一つだ。」


身長は俺より少し低めの丸眼鏡をつけた少女と、室内は冷房が効いているからといえ、外はまだ暑い中、黒スーツを身に纏う青年。


こんな性格や容姿、性別が違う俺等にも、一つの共通点が有る。

右手の甲に刻まれた赤色の六芒星。

俺は、この六芒星の御蔭で、今この場に居て、こいつ等と話していられるのだ。

思い返すとこの一週間、色々な事が有ったな・・・


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