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第六魔導

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図書館にはスムーズに入れた。ディールから貰った貿易通行手形を貰ったからだ。この街と貿易を行う際に必要な証明書。これがあれば、図書館に加え、酒場や飲食店といった公共施設が、無償提供できる範囲で無料で利用することができる。とても大きな図書館だ。天井を見上げれば、巨大なステンドガラスが目に入る。童話や専門書、学術書や魔導書が優に三百万を超える程並べられており、閉館するまで来館する人が後を絶たない。地下も存在しており、地下には禁術や、呪いに関する書物が置かれている。ミルニィはそこへ向かう。地下は上階と違い、鉄に似た素材で囲われ、閉鎖空間となっている。奥の本棚、他の本棚は二列で統一されているが、その本棚は一列だった。目の前に立って手をかざし、思い切り魔力を込める。白く濁った光沢を放ったのち、ズズズと音を立てて本棚が沈み、一つの階段が現れた。一列の本棚分の面積しかないが、幼いミルニィには問題なく通れた。しばらく階段を下ると、廃れた図書館に出る。いつものように目を輝かせ、憂慮しながら魔導書を読み漁る。この秘密基地を見つけたのはミルニィが齢六つの時だ。なぜこの場所に辿り着いたのかはもう覚えていない。ただ、窮屈だったミルニィの日常を解きほぐしていた事は確かだった。いつか秘密の魔導を習得し、村の皆を見返す。ミルニィはいつしか、そんな野望を抱き、魔導士としての自分を夢見て魔導研究に勤しんでいた。そして、六年の歳月がたった。


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