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七十 副総裁の死


 総裁の五千人の兵士の内、三千人は自衛隊の駐屯地に武器の組立と回収に

行っている。暫くは戻って来られなかった。


副総裁側には二千の兵士が臨時政府内にいた。そして、外部の千の兵士が合流

する予定だった。


国会内での戦闘を避けたかった総裁は祐介に意見を求めた。


「二千人の兵士を、国会の外に出しましょう」


「えっ、それでは、私の廻りは警護員だけになってしまうが?」


「それが狙いです。まず駐屯地から千五百人の兵士を戻らせて二千人の兵士と

外で合流させます。その間に、副総裁の外部千人の兵士が、国会内に入り

封鎖するでしょう」


「わが軍の三千五百人で国会を取り囲みます。出入口が多いので副総裁の軍も

対峙するにもほぼ全員となるでしょう。総裁を狙うのは副総裁の警護員の十人

だけとなるでしょう。総裁は地下にある小ホールに立て籠って下さい。ホール

の上部の点検通路に、十人の狙撃手を配置します」


「なるほど、副総裁を倒せば激しい戦闘はしなくて済むだろう。分かった

」総裁は承知した。


祐介は駐屯地に千五百人の兵士を戻るように連絡し二千名の兵士を外へ出した。


やはり、外部にいた千の兵士が入って来て国会を封鎖した。


祐介の指示で三千五百の兵士は国会の出入口付近に展開し銃撃した。お互い撃ち

あったが硬直状態になった。


国会内では副総裁が警護十人を連れて総裁を捜していた。


地上階にはいなかったので地下に降りてきた。


そして、小ホールの中央のドアを開けた。総裁は舞台の手前に警護の五人といた。

警護は金属製の防弾の盾で総裁を守っていた。


祐介達は点検通路で待機していた。


狙撃手には手を狙うように指示してあり、祐介は金属スーツを着ていない副総裁

を狙うつもりでいた。


総裁は見つかり銃撃戦になった。総裁の警護は倒されて二人だけ残って盾で総裁

を守っていた。


全ての副総裁の警護が入って来たので、祐介は狙撃手に指示した。一斉に銃声が

響き副総裁の警護員は次々にマシンガンを落とした。と同時に副総裁は胸を

撃たれ倒れた。


狙撃手達は通路から降りて手を押えて呻いている男達を拘束した。祐介は倒れて

いる男を副総裁と確認した。


一斉に撃ったので自分が殺したとの感覚が薄かった。これが戦争なのだと思った。


また、銃を撃つ前に警護の兵士の廻りに、この前の女の子が見えた。総統のそば

にも少し小柄だが別の女の子が影のように見えた。

幻覚だがゲームの中のハーフの姉妹に似ている気がした。


やはり精神的に少し異常になっていると感じた。


一部出入口を突破し総裁の兵士達が突入してきて国会の半分以上を占拠した。


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