面接的尋問(1)
鞭打ちの尋問よりも就活の尋問のが悪魔には地味で苦痛でキツい地獄でしょう。 就活生もだけど・・・。 理由なんて運賃がでない代わりに給与が良かったから応募しましたぐらい本音でいわせて欲しい。
大体家から近いか遠いか給与が高いとか休みが多いとかその辺見て応募して中入ったら違うってバクれられる職場やバイト先にも問題はある。
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フォロットル王国では既に魔王が2人いる。
ワーウルフのガオーンとエルフのヒルダであるが、そこに新たに新魔王として進化した蛮族のオルゴーンの調査の為にサキュバスは潜入していたが、度重なるブラック労働続きで自分の欲に走ったというらしい。
何故、そんな事がわかったのかって? キレたレイラとナタリア相手にはサキュバスをも屈服させるだけの力があるからだ。
千年樹の張型でサキュバスの欲を満たして既に【躾】を済ませた為に素直に目的を話してくれたのだ。
「・・・今更だけどナタリアとレイラで世界救えるんじゃね?」
「無理よ。今回はクロの件でキレただけだし、私はタダ働きと楽しくないことはしたくないのよねぇ・・・」
「んー・・・戦うのは旨い肉の為で後は酒!!それ以外に求めるものはないな・・・」
「クロ殿以外にお二人を使いこなせる方がいないのでは?」
・・・レイラとナタリアは幼馴染でありお互いを信頼しているが何分【癖】が強すぎるのだ。
ナタリアは戦闘狂な所があり、癒しはこっちの仕事にして前衛を任せて好きに暴れて貰ってレイラは金になる仕事をキッチリと考えても儲けと俺自身の身体で働いて貰っているのは事実だ。
にしても、厄介事が済んだと思ったら悪魔がスパイ活動でフォロットル王国に侵入されていたとは・・・。
少なくとも蜥蜴人・悪魔・巨人は好戦的な種族で互いに牽制し合っている状態が続いている筈だ。
そこに余計な投げ槍をして面倒事を増やすのはどう考えても宜しくないが、オルゴーンが保護しているのはここから西にある人間が収める【ルベリア帝国】という国があり、そこに【奴隷剣闘士】として売られる子どもらを奪って保護しているときいている。
つまりはオルゴーンの意志に反する事によってフォロットル王国の戦力と利益を失うのはこちらとしても痛手になるだろう。
取りあえずはナタリアとレイラに例のサキュバスの尋問を行いたいがなるべく少人数の猛者だけで済ましたい。
取りあえずはグスタフさんとブランドン国王は決定でフォロットル王国の重鎮達は頭が硬いから論外。
ガルシア将軍とガオーン、ヒルダとオルゴーンに来て貰えば変な気は起こさないだろう。
少なくとも圧迫感半端ないメンバーで圧迫面接するのでサキュバスには申し訳ないがこっちも何かと利益を優先する為に情報が必要なんですよ。
「はい。それでは尋問を始めたいと思います。先ずはお名前と所属先国家を・・・」
「ちょっ、待て待て!!? 私が知ってる尋問と違うんだけど?吊し上げ鞭打って聞き出すもんじゃないの!!?」
ナタリアとベンケイが武器を持ってサキュバスの両隣にいるが、どうにも尋問の方法が違うらしい。 尋問されるサキュバスが戸惑っている。
逆にお前みたいなエロいサキュバスにそんな事したら御褒美になるだろう? 時間掛かるしヤダよ。
「それはサキュバス的に御褒美では?悪魔は飽き性なのでクソ真面目な雰囲気の中で真面目な質問をした方が苦痛かな~って・・・」
「・・・それで話すものなのか?」
疑問に思ったグスタフが尋ねてきた。
「んじゃ、グスタフさんが三角木馬乗せて目隠しさせて縛って罵倒されながら尋問されて答えなかったら鞭打ちするのは?」
「サキュバス的に御褒美です!!!」
「今から質問する内容に正直に答えたらグスタフさんがやってくれ・・・」
「魔界出身で現在魔王・デュガルディン様の【一応】配下のサキュバスです!!今はルベリア帝国の人間を支配してます!!!」
「待て!!ワシにそんな趣味はないぞ!!?」
「ガオーン。後でレッド・バイソンのお肉のステーキ作ってあげるからグスタフさんに命令してくれる?」
ガオーンはステーキという単語に反応してグスタフに命令を下したのだ。少なくとも魔王の配下になると命令には従わなくてならないが本人は嫌そうにしている。
つまりは魔王の配下って称号は絶対服従の効果はないのだろう。グスタフはガオーンに目茶苦茶文句いってるし、このサキュバスも魔王の命令でスパイ活動してたのに欲を優先させた所を見ると悪魔の魔王・デュガルディンはさほど配下から慕われていないのではないだろうか?
実際にブランドン国王に襲い掛かってグスタフに捕まっている辺りこのサキュバスは20後半から30前半位のレベルだろう。
確か、グスタフさんが42で人間だと30越えるのが貴重って言ったし・・・。
「んで?フォロットル王国には何を?」
「魔王・デュガルディン様はルベリア帝国の現国王と契約してその嫁探しをしてまして・・・」
「嫁探しって・・・。って、ラインヴィッセル王国の王女拐ったのお前の所かよ!?」
「あ、けど最近返却しましたよ?ルベリア帝国の女王に相応しくないと・・・」
「えー・・・。それさぁ~ 配下のお前らの仕事なの?割に合わないよね?」
「うん。だからそろそろ魔界に帰ろうかなーってもう他の配下の悪魔は飽きて帰ってるし・・・」
「子どもを奴隷にしているのはルベリア帝国なのか?」
「子ども?? 私ら悪魔を呼び出すなら子どもじゃ知性の低い低級悪魔位しか呼べないし、それなら奴隷買うよりも山羊や羊のが楽よ? 上位種を呼びたいなら魔力の高い人間の魂とか強い怨念を持つ大人のが効率良いから買うなら敗戦国の大人が生け贄になるわよ?」
ベンケイのスキル【偽り】が反応していない所を見ると子どもの奴隷を買い取っているのはルベリア帝国ではないが、その逆もあり得るからだ。 ルベリア帝国の子どもが売られている。
例えば資金稼ぎに何処かの国に売っていると考えれば・・・。
けど、魔界に帰ってるってよっぽど人望ないのかくそつまらない仕事しか無いんだろうなぁ・・・。
この世界娯楽が無いし、飽き性な悪魔にはつまらないだろう。そう変な事を考えてしまっていた。
名:無し種族:サキュバス職業:魔王配下
レベル28
固有スキル:【魔王の庇護下】
能力『魔王配下の種族は魔王の選択スキルを3つ共有する事が出来る』
【選択スキル一覧】
・魔法強化:レベル5
・転移魔法:レベル8
・思念伝達:レベル10
筋力+30 敏捷+100 体力+100 魔力+150 器用+15 知能+120 幸運+0
経験点:0ポイント




