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まやかしの言葉と目に写る真実(3)

************************


そもそもの話だが、日本人である俺には神への冒涜という概念が薄いのだ。


分かりやすくいえば、クリスマスはキリスト教がイエス様の降誕祭である筈だ。


だが、日本人では家族やカップルと過ごす日となっているし、クリスマスプレゼントという経済活動の活発化を伴うため、小売業者や企業にとって重要なイベントで経済効果を高めるイベントであるのだ。


少なくともクリスマスになればケーキやプレゼントが貰えると子どもの頃は思っていたのだ。


最近だとハロウィンもそうだろう一種であろう。10月は特に経済的に盛り上がるイベント行事が無いのだ。 そこで10月に仮装してお菓子を貰うハロウィンに目を着けたのだ。


本来はヨーロッパ発祥のお祭りで秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えするとともに悪霊を追い払うお祭りだが、日本人の大半は農業から程遠い職種に着いているのが現状であり、いってしまえばコミケのコスプレを経済的に活かしていると言えるだろう。


だが、日本人ならば、墓参りなどをするお盆休みがある学生の時に何故、社会人には夏休み期間中の一週間だけ休みが貰え帰省したり、旅行に行けるのかわからなかった。


高校生になり、様々な事を知りわかったが少なくとも人間は利益優先で神への冒涜は幼い頃から洗脳教育されている。


年明けに神社にお参りに行ったり、受験生が志望校に合格する為に神頼みに行くが毎日祈りを込めていなければその場しのぎで誤魔化しであり重圧から解放される為のイベントであろう。


だが、ここは異世界であり、女神が実在する世界である。


何よりも呼び出した異世界人の前に現れていきなり勇者になって世界を救えと行ってくる世界だ。


ぶっちゃけいえば、ヴィッセルが巨乳美女でいい女だからみんなやる気になるだろうが、これが年行った太ったおばさんならどうだろうか?


失礼だろうが、間違えなくお断りする野郎は多いだろう?つまりはそう言う事だよ。


美人・美女が女神だから成り立つ訳でそうでなかったら絶対に頼み事でもめんどくさいと思う筈だ。


こ○亀のあの人の暴論は正しいだろう。


だってエデンのお偉いさんの見たという女神・レティアラの像よりも俺が作った女神・レティアラと女神・ヴィッセルのが女神らしく見えるからだ。


立場的にいえば、ベンケイは勇者の剣守っていた精霊は本当でレイラとナタリアもその精霊の冒険に着いていたのはエデンの街にも広まっている。そして、視覚的に女神・ヴィッセルと近い女神・レティアラを見たことがある人物でなければ作り込めない繊細さがある上に千年樹の幹から作っている為に疑いようがないだろう。


更には女神・ヴィッセルを信仰していたエルフ族のラズとベリーはエルフ族は狩猟をし、肉も食べ作物や森の実りの果樹も食べて千年樹の世話をしながら信仰していたと話したのだ。


「我々がここに来たのはヴィッセル様の姉妹女神の女神・レティアラ様を信仰している方々に助けて頂こうと思ったのですが・・・」


「ナタリア様からお話を聴いていましたが、この聖職国【エデン】の教会の司教様も着服していらっしゃるのですか?」


「な!?な、ナタリア!!お前何を話したんだ!!?」


「あっ?市民から回復求められてワタシらが集めた金は教会に全部取られるってその割に教会は市民から募金やボランティアでの建設だったり、ワタシら僧侶の寮は古いし、飯も豆のスープとパンだけとかだからアタシら回復してその対価として女神様に納めて貰った金はどうしたのかなーって?」


「うむ。変な話だな。癒し(ヒール)は魔力のあるものなら習得できる選択スキルで市民も覚えられる筈だが? そうだな。そこの娘よ。君は目が悪いのでは無いかな?」


そう言って俺がベンケイに指を指して貰った女の子は母親らしき人に掴まりながらベンケイの元に近づいてきたのだ。


すると、司教はいくら女神ヴィッセルに近い精霊であっても彼女の目は治せないと声を上げた。


(チッ・・・。うるせぇな。この子目を治してら、そこの子に母親の膝の怪我を指摘して癒し(ヒール)を使わせるぞ?)


「・・・ふむ。確かにこのエデンの僧侶達の魔力量では治せないだろう。ならば、我が治して見せよう。 この子には癒し(ヒール)を習得できるだけの魔力を持ち合わせている。

貴女の母上は膝が悪いのではあろう?」


ベンケイは女の子の顔に両手を添えて癒し(ヒール)を掛けると視覚が戻り、初めて母の顔を見て涙したのであった。


馬車に母親を座らせてた。恐らくは娘の目を治そうと無理をして膝を悪くしたのだろう。


ベンケイは女の子の手に触れて魔力の流し方を伝えると女の子は母親の両膝に手を添えると癒し(ヒール)が発動し母親の両膝が治ったのであった。


これで【怪僧】【女破戒僧】の異名を付けられた女僧侶・ナタリアは嘘をいっていなかった事や魔力さえあれば癒し(ヒール)が習得できる事が市民や僧侶達にもわかった筈だ。


そして、怪我や病を治す為にエデンの神聖な聖法なる女神・レティアラから言葉を貰った司教や司祭に助けを求めて多額の金貨を払わされていた事が明るみになったのだ。

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