↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

58/85

千年樹斬り倒して女神ヴィッセルの御神体を作ろうと考えております

***********************


この森人(エルフ)の里は千年樹(せんねんじゅ)の守護をするという役割りを持っているがその肝心な森人(エルフ)の長であるヒルダが魔王になった事で千年樹(せんねんじゅ)の力のバランスが壊れてしまったのではないかと予測したのだ。


普通に考えれば、女神が宿る木々に魔王の魔力が混ざれば異変が起こるのは当然の事ではないだろうか?


少なくとも、自分が思っている予測が正しいのであればガオーンとヒルダが魔王になった理由にもある程度仮説は作れるだろう。


2人を指差して魔王になる条件が【恋心】であるといい放つと皆が無言のまま、お互いに顔を見合わせたのだ。


気持ちはわかるよ? 俺だってね?変な事をいってるな~っていうのはわかるよ?


けどね、少なくともガオーンもヒルダもちゃんと恋に落ちてから魔王になっている訳であるのだ。

すると、ナタリアが流石に強引過ぎないか?と意見を出してくれたのだ。


「確かに強引なのはわかってる。だが、オルゴーンのレベルは50だけども固有スキルにレベルがない事と職業が何故蛮族(バーバリアン)の長でないのか?」


「そりゃ、お前と同じバクが起こってンじゃね?」


そう、オルゴーンもレベルバクのような【バグ】によって魔王に慣れていないかも知れないが千年樹(せんねんじゅ)の役割りを思い出して欲しいのだ。


敵対する悪魔族(デーモン)の抑止力になる力を持っている事である。


少なくとも長年敵対する関係であった蛮族(バーバリアン)の力を増大させないように千年樹(せんねんじゅ)の力が邪魔をしている可能性が高いのだ。

そう仮説を立てれば説明は着くだろう。


「つまりは悪魔族(デーモン)の抑止力になっている千年樹(せんねんじゅ)の神聖な力がオルゴーンの魔王の妨げになっていると・・・」


クロの考えにブランドン国王がガオーンの頭を撫でながら熟考する。


魔王の中でも悪魔(デーモン)・蜥蜴人(リザードマン)・巨人(ギガース)の魔王領土はこの弱っている千年樹(せんねんじゅ)を消しに来るのも時間の問題になってくるだろう。


・・・そう言えば、この千年樹(せんねんじゅ)自体が女神・ヴィッセルの加護を受けてるんだったよな。なら、この千年樹(せんねんじゅ)を・・・。


「・・・いっその事、この千年樹(せんねんじゅ)で女神・ヴィッセルの木彫りを作って森人(エルフ)以外からの信者達の信仰心で力取り戻せねぇかな?」


「ブッ!?お前飛んでもねぇ事をいってるのわかってる!!?」


「いや、だって女神・ヴィッセルに異世界転移させられた身としたら信仰心何て俺はないよ?

けど、別にこんだけ力が弱まってるなら木彫りにして信仰者達に配って信仰心集めた方が力が強くならねぇかな~って思ってさ?」


「確かに信仰心よりも性欲が勝って弱まってるなら・・・」


「無駄にでかくて枝も多いし、女神・ヴィッセルの木彫り作って信仰者に渡したら信仰心が高まって加護も強まらねぇかな?」


ぶっちゃけた話であるがこの千年樹(せんねんじゅ)自体が女神・ヴィッセルの力の源であるならばこの千年樹(せんねんじゅ)から木彫りで女神・ヴィッセルを削り取って作ってその辺の信仰者どもに渡した方が常に加護必要な祈りが倍になるのではないだろうか?


ハッキリといってしまえば悪魔(デーモン)・蜥蜴人(リザードマン)・巨人(ギガース)の魔王領土にもこの千年樹(せんねんじゅ)で出来た女神・ヴィッセルの木彫りを送りつければ勝手に力が弱まるのではないだろうか?


「モノは試しで千年樹(せんねんじゅ)のいらない所切り取って女神・ヴィッセル似の像を作って一旦、フォロットル王国にいる女神ヴィッセルの信仰者達に配って様子みるのどうよ?」


「確かに我々森人(エルフ)の数が減り、信仰心が減っているのは事実でありますし・・・。

試しにやってみて千年樹(せんねんじゅ)の力が戻れば・・・」


「最悪の場合の事は考えてる。

別に千年樹(せんねんじゅ)の木の実をフォロットル王国に持ち変えて植え直したら良いんじゃね?

もう枯れ掛かってる新しい千年樹(せんねんじゅ)を育てたら良いんじゃね?」


「確かに枯れ掛けてるなら実を見つけて育てた方が早いんじゃ・・・」


「だ、だが、その間に他の魔王が攻めてきたら・・・」


「いや、だからオルゴーンには悪いけど魔王になって貰いたいからこの千年樹(せんねんじゅ)を弱らせて斬り倒さなきゃならない。

多分、ヒルダがアンタが好きなのは間違いないし、千年樹(せんねんじゅ)はこれ以上悪の目を増やさない為にオルゴーンの魔王への進化の邪魔をしている。

これでオルゴーンが魔王になり、フォロットル王国に子どもら移住して貰うし、エルフ族もだ。

そうすれば、フォロットル王国には魔王が3人いるんだぜ?」


少なくともオルゴーンの魔王進化の邪魔をしているのは千年樹(せんねんじゅ)の力のせいだろう。ならば、さっさと斬り倒して女神・ヴィッセルの御神体を切り出して作り信仰心のある人間に渡してしまえばいいのだ。


その間にオルゴーンは魔王になればフォロットル王国には魔王が3人いるうえに魔王配下の眷属と強固な護りが売りなフォロットル王国を攻め込もうとする馬鹿はいない。


魔王ガオーンの侵略活動にも耐えた猛者がいるフォロットル王国に魔王・ガオーンに魔法や薬学に詳しいエルフの魔王・ヒルダ。


そして、どんな種族であろうが子どもを助けて護る為に戦う蛮族(バーバリン)とは言えない思考の持ち主であるオルゴーンには優しい魔王としてフォロットル王国で子どもを護って貰いたいと思ったからだ。


あのくそ女神が絶対にまた美人局で俺を騙しているだろうし、もう従わねぇし干渉もされねぇ。千年樹(せんねんじゅ)を斬り倒して女神・ヴィッセルの御神体をばらまいてやろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。