↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

56/85

異世界戦力図(1)

ここから第2章です!

**********************


舐めていた。この魔王ヒルダのオルゴーンへのストーカー行為を永年働いていた為に俺の会話は筒抜け状態であったみたいだ。


熱愛の蛮族(バーバリアン)の長であるオルゴーンは元は異世界転生者でスラム出身で貧しい生活を経験した事がある手前、女子どもに暴力を振るう事はせずに弱者を護れる人格者でもある。


確かに惚れるのはわかるが、魔王・ヒルダの限度を越えたストーカー行為は確かにやり過ぎだとは個人的には思う。


現に一目を気にせずにオルゴーンの逞しい二の腕に抱き付いて離れる様子は微塵も感じない。

オルゴーンも諦めた様子でヒルダを見つめていた。


まぁ、千年樹(せんねんじゅ)を守護する役割を女神・ヴィッセルから承っていて森人(エルフ)の減少を重く感じて発情期にさせていたのにそれを解消させるレイラのテクも凄すぎるけどな。


と言うか、チートスキルを魔王が持ってたら、勇者って勝てる勝算のか? 確か【勇者の剣】が使用できなきゃ魔王には通常のスキル攻撃は効果ないってグスタフさんから聞いてる。


現在、フォロットル王国にレイラとラズが向かっている為、おそらく向こうも色々と大騒ぎになっている事だろう。


少なくとも森人(エルフ)の砦に来る人材を選ぶのと蛮族(バーバリアン)の脅威とか無駄な神経を使ってそうだが、おそらくはワーウルフから魔王ガーオンとお目付け役でアルベル。

ドワーフからは族長のガイがくるだろう。


問題はフォロットル王国の重鎮らにまともに話せるヤツがいない。

少なくとも万が一に備えてガルシア将軍と誰かしらの重鎮辺りが妥当だろう。


だが、一番重要なフォロットル王国の重鎮らじゃあ頭が硬く古臭い上に話し合いの席にいても邪魔になるのは目に浮かんでしまう。


(フォロットル王国に話の通じる重鎮の存在がいないし、ある程度は我慢するか… )


「クロ、戻ってきたみたいだぞ?」


「ん?オォ…って!?ぶ、ブランドン国王!!?重鎮じゃなくて!!?」


国王様が自ら来ちゃったよ。 まぁ、事の重要性ゆえに自身の目と肌で判断したいって所か?


フォロットル王国から選出されるメンバーの難点であった場所にブランドン国王が腰を交えて話をしてくれるならありがたい。


魔王ヒルダの計らいで広場に場を作ってもらったが何故か俺が上座であった。


「待て待て待て待て!!!普通上座はおえらいの場所だろ!!?」


「確かにそうだが、クロよ。この案件は主の発案であろう。ならば、その場が正しいと思うが?」


ブランドン国王が胡座を組んで楽な姿になると魔王ガーオンはその膝の真ん中に座り、お目付け役のアルベルが目茶苦茶慌てた様子で謝罪とガーオンを説得を試みる。


だが、ブランドン国王には我が儘な孫娘が出来たみたいだと魔王ガーオンの頭を撫でる。


息子であるガルシア将軍は後ろで苦笑いをしていた。 そりゃ王座を継ぐわけでもなく戦場で剣振り回して暴れてる将軍だしなぁ。


まぁ、それは一先ず置いておいて今、起こっている自体と今後の方針を議題に会議を切り出したのであった。


特に千年樹(せんねんじゅ)を守護する役割を承っている森人(エルフ)らの力が弱まれば必ず悪魔(デーモン)らは【ルベリア帝国】と攻め込んでくるに違いない。


それと神聖騎士国【マリアディア】の戦争を見越しての話し合いと対策をねらなくてはならないのだ。


「ウ~ム…想像していた以上に大きな戦争が起こり得る状況下にあると言うことか… 」


ブランドン国王が全ての事情を把握して目を瞑り熟考する。


「確かに神聖騎士国【マリアディア】はヒト族以外は排除する国の筈だ。俺らドワーフやワーウルフと同盟しているフォロットル王国を攻めてくると考えるのは妥当な判断だろう 」


「しかもそこに蜥蜴人(リザードマン)・巨人(ギガース)の魔王領土を考えるとなると… 」


ドワーフ族長のガイは神聖騎士国【マリアディア】の内情に少し詳しくヒト族以外は魔物扱いで神の裁きの名の元に討伐される可能性が高いと申し出た。


そして、ワーウルフのアルベルがここに加わっていない魔王いる蜥蜴人(リザードマン)・巨人(ギガース)の魔王領土を熟考する。


「ただオルゴーンの話だと何処かの国が奴隷商を使って子どもらを【ルベリア帝国】に売り付けてる国がある筈だ… 」


「俺らが襲撃した荷馬車にはこの子らが乗っていた。 少なくとも悪魔(デーモン)の奴らが地上で活動するには何らかの生け贄が必要な筈だ… 」


「なるほどな。そこでフォロットル王国の領土を広げて森人(エルフ)と蛮族(バーバリアン)を受け入れろというのだな? 」


「じゃねぇと俺らが苦労して作ったフォロットル王国を荒らされるしな。あんな苦労して皆で1から作ったのにぶっ壊されてたまるかよ… 」


言い出しっぺの法則に乗っ取り、ワーウルフとドワーフ、そしてフォロットル王国の民たちで住みやすい居住区や農村部や水路まで作ったのに戦争で壊されてしまっては苦労が水のアワになってしまう。


そんな事をさせるわけには行かないし、色々と考え方が古臭いんだよ。 昭和のヤンキー漫画のカチコミかよ。


まぁ、俺らがいた前の世界でもグローバル化なんて夢みたいな事をいって戦争を始めた馬鹿な連中がいた事実があるために戦争をするなとは言えないのだ。


戦争を始めて巻き込まれるのは俺はごめんだしめんどくさい事は極力避けたいし、起きないように努力はする。


その為にも牽制力として千年樹(せんねんじゅ)の力を元に戻す事と新たに蛮族の長であるオルゴーンを魔王にして三大魔王の勢力図で牽制をしようという魂胆を話すとブランドン国王は大笑いしたのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。