ショタコン女盗賊・レイラ
レイラ 種族:人間 職業:盗賊 レベル45
固有スキル:スキル無効レベル5
能力:相手よりもレベルが低いスキルを全て無効にする事が出来る。
選択スキル:ナイフ捌きレベル7
:脚力強化:レベル5
:拘束能力:レベル5
筋力+25 敏捷+40 体力+30 魔力+18
器用+50 知能+25 幸運+150
経験点:215ポイント
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意識を取り戻すと、鉄格子に閉じ込められていた。これよくある盗賊か山賊に目ぇつけられて後ろから殴られて捕まったパターンだな。うん。
だって、明らかに洞窟で酒臭い場所って大方盗賊か山賊しか知識がない。
こうなったら、固有スキル使って体力奪うのに人芝居やってみるか。
「すいませ~ん!!!起きたので何がどうなったのか誰か説明してくれませんかー!!! だれかいませんかぁ~~~!!?」
「いやいや、アンタさぁ。立場わかってるの?」
俺の前に現れたのは白髪で片目を隠した美女が側にいたのだ。
ここが異世界でファンタジー路線であるような定番のフードつきのマントにチューブトップにデニムっぽいショートパンツに片足に短剣を納める鞘をつけている如何にもエロい女盗賊らしい格好をしていたのだ。
「俺、黒猫なんですけど、これからどうなりますか?」
「オークションに売り飛ばす予定だけど?私はアンタが逃げないか見張りよ?」
そう言うと白髪で片目を隠した美女のその場に座り込んでしまった。体力を奪って動けなくなった所を爪で鍵を弄れば何とかなりそうだと思うがオークションか。
「俺、異世界から来たばかりなんだけどこっちの世界だと 小猫族の黒猫って評判悪いのに売れるの?」
「異世界って何の事?」
興味を持った白髪の片目を隠した美女は俺が別の世界から転移されたことや勇者が誕生したことを聞くと何やら熟考し始めたのだ。
やべぇな。目があってないと体力が奪えないし、体力がどんだけあるか把握できないとこれデメリットのがデカいな。
「ちなみに何故、お前は一人で森の中にいたのだ?」
「だから、小猫族の黒猫が悪魔の使いだとか不吉な前触れを起こす元凶だから追い出されたって…」
「ふぅん。なるほどねぇ…因みにあてがあって森に入っての?」
「あるわけねぇだろ?異世界に友だちや親戚いるならそこ目指すけどそんなもんないし、取りあえずレベル上げに魔物倒しに入っただけだぞ?」
別に嘘を並べて適当な事を言って騙すのもありかとは思ったのだ。
正直に言えば、俺の目当てはこの女の体力を奪い取る事だ。
まぁ、事情を話して少し情報を得られたらラッキー程度にしか考えていない。
最悪、オークションで売られても見つめてれば何人から体力か魔力は奪えるからも知れないからメリットはある。
だが、白髪の片目を隠した美女は熟考をおえたのかゆっくりと立ち上がって鉄格子に近づいてきたのだ。
「確かに小猫族の黒猫は古くから悪魔の使いだとか不吉な前触れを起こす元凶と言われているが全て迷信でそれを信じているのは古い人間だけよ?」
「え、マジで?一応、女神・ヴッセルからもそう教えられたんだけど?あの爆乳女神め。 騙しやがったのか?」
意外な事実に俺は内心戸惑っていた。異世界に転移されて小猫族の黒猫が悪魔の使いだとか不吉な前触れを起こす元凶だから城から追い出されたのは事実だ。
だが、白髪の片目を隠した美女が嘘をついているようには見えない。
「女神・ヴッセルか…確かに黒猫は魔族使いとしてこちらの物語に登場するし、逸話もあるからな。だが、小猫族自体が貴重な種族になり、裏で高値で取引をされているのだ」
「小猫族が貴重なの!? まさか、黒猫で迫害して滅ぼして数がいないとか?」
いや、それは困る。小猫族の黒猫になったのはいいが小猫族の女がいなきゃ意味がない。
あのサイズじゃ並みの人間とは無理だ。
貴重な種族なら黒猫でも裏では高値で売れるから襲ったのか。
「マジかぁ、小猫族になって下半身みたけど小さいから同族の女としか出来んと思ってたからそれはキツいなぁ~」
「気にするところはそこなのか・・・?オークションに売られてどんなひどい扱いをされるかとか考えないのか?」
「こっちの世界で童貞捨てられたら思い残す事はないし、ハッキリいって異世界でやりたいこと言われても…チートでハーレム無双とか夢物語だし、ぶっちゃけ同族の女の子と会うのが今の所の目的でレベルアップはそこにたどり着くのに必要かと思って?
こっちの世界が魔族だか魔王に侵略されようが俺にゃ関係のない話だし… 」
わりと、目ぇみて体力を奪ったつもりだけど変化は見当たらないし、この固有スキル使い勝手悪すぎる。
多分、仲間もいるだろうし、マジでヤバいわ。まぁ、別に思い残す事も無いし、こっちでの目的も無いからかやる気がない。
まぁ、異世界飛ばされる前にやることはやれてるのが大きいだろうな。
だが、白髪の片目を隠した美女は鉄格子の鍵を開けて抱っこしてきたのだ。
「あの~これはどういう事なのか説明してくれませんか?」
「いや、アンタ面白いし、気に入ったから私が鍛えてやるわ。私はレイラだ。名は?」
「前の世界だと川口知哉だけど…【クロ】って偽名使うわ。異世界人とグルだと何か色々と迷惑掛けるかもだし、偽名のがメリットあると思うわ」
「なら、クロって呼ぶわね?因みにショタコンだ…だからサイズは気にするな!!!」
うん。ヤベェ女に気に入られたわ。というか酒臭いと思ったら床に酒瓶が転がってて他に気配が人の気配が感じないし、これだけ騒いでるのに誰も来ない所をみるとレイラ個人で俺をオークションに売り飛ばす気だったのだろう。
「えっ?オークションに売り飛ばす話は?」
「あぁ…それっぽい嘘だ。薄暗い洞窟に鉄格子に閉じ込めてそれから~うふふふっ~」
「お巡りさーんー!!!この女の人ショタコンデース!!!諦めたけど、一回これ言ってみたかったー!!!」
美女だけど色々とヤバい女盗賊・レイラに気に入られた為にオークションに売られる事は無くなったが、異世界転移され2、3日で貞操も早々になくなった。
名:カワグチ・トモヤ 種族:小猫族職業:盗賊
レベル;1
固有スキル:【生命強奪エナジードレインレベル;1】
能力:一定時間見つめた相手の体力・魔力を強制的に奪い取る事が出来る
選択スキル:なし
筋力+0 敏捷+0 体力+30 魔力+15
器用+0 知能+0 幸運+0
経験点:0ポイント
レイラの固有スキルのせいで体力を奪えず、逆にDT を奪われました。