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蛮族の長・オルゴーン

あらすじ

聞いてた話と違った

**********************


入手していた情報とまるで違う光景に頭の中は錯乱状態になっていた。


情報では蛮族(バーバリアン)は非常に残虐非道な種族で女ならどんな種族でも孕まし、より強靭で獰猛な蛮族(バーバリアン)を産ませる種族であるとグスタフから得た情報であった。


蛮族(バーバリアン)豚人族(オーク)鬼人族(オーガ)醜小鬼(ゴブリン)等の様々な種族の血筋が入り雑じった混合種であるのだ。

その為か知性よりも強靭な肉体と巨体を持つ種族で主に棍棒や巨大な鉈等を使うという話であった。


だが、目の前の蛮族(バーバリアン)の集落では普通に子供らを遊ぶ蛮族(バーバリアン)や一緒に食事を作ったり平和そのものであったのだ。


(これなら交渉は楽なんじゃねぇか…?)


(いや、クロ殿。子供らの服からアレは奴隷のもの筈…つまりは奴隷の子供らということでは?)


「ッ!!!お頭、変なニオイだ!!!敵近いぞ!!! 」


一人の蛮族(バーバリアン)が声を荒げると子供らを安全な穴蔵に逃げ込むとそこから数十人の蛮族(バーバリアン)と2回りはデカい蛮族(バーバリアン)が巨大な棍棒を片手に現れた。


この蛮族(バーバリアン)らの頭であるのは間違えはないだろう。


だが、疑問と違和感に思考が纏まらないというのが本音ではあった。


一先ずは敵意が無いことを蛮族(バーバリアン)達に見せないことには始まらないと判断してベンケイの体内から出して貰い姿を見せると蛮族(バーバリアン)らは警戒心をより強めたのだ。


すると、一番大柄で巨大な棍棒を片手に持った蛮族(バーバリアン)が名乗りをあげたのだ。


「俺はこの蛮族(バーバリアン)の長であるオルゴーンだ!! 何ゆえ、小猫族(リトル・キャット)の黒猫がこのような場に姿を表したのか要件をきこう!!」


マジかよ。この蛮族(バーバリアン)目茶苦茶有能な長じゃん。


「俺の名はクロ。こっちの鎧騎士はベンケイだ。俺らは森人(エルフ)の魔王・ヒルダに頼まれて… 」


「よし。帰れ!!!あのスケベなエロフに関わるのはもう嫌なのだ!!!」


・・・・


オイオイオイオイ~!!!!魔王・ヒルダの名前出しただけでお断りとかあのエロフなにやらかしたんだよ!!?


「ち、ちょい待って!!蛮族(バーバリアン)って女ならどんな種族でも孕ましてより強靭で獰猛な蛮族(バーバリアン)を産ませる種族な筈だろ!?何で魔力が強力な森人(エルフ)との仲を… 」


森人(エルフ)のヒルダとは腐れ縁でな…アイツはどうしようない変態で何かとここに訪れにくる問題視しているドエロフだからだ!!!

子どもらに悪影響しか与えん!!!」


「あー…うん。ゴメンなさい。あなた方のがあってます。確かにアレは子どもらに悪影響だわ~ 」


「く、クロ殿!? ど、どうなさいますか? 」


いや、だってさぁ~オルゴーンさんの言い分は人間だった俺からしても正しい判断だと思うし、今の発情した森人(エルフ)は間違えなく子どもらに悪影響なのは同意である。


だが、気になるのは何故蛮族(バーバリアン)の集落で人間の子どもがこんなにもいるのかという事である。


「不謹慎な事を聞くが、先程の子どもらは何処かの村か里から連れ去ってきたのか? 」


「…違う。あの子どもらは奴隷商の一団から保護した子どもらであるのだ… 」


「…奴隷商?俺は蛮族(バーバリアン)は非常に残虐非道な種族と聞いていたのだが、ここの蛮族(バーバリアン)らからそんな様子は感じられないのだが… 」


「…信じられんかも知れんが俺は別の世界の転生した蛮族(バーバリアン)でこの集落を纏めているのだ。 ここから西にある人間が収めるルベリア帝国があるのだ。そこに奴隷剣闘士として売られる子どもらを奪って保護しているのだ… 」


疑問であった点は略奪民族の血筋を引き継ぐ蛮族(バーバリアン)が何故人間の子どもと暮らしているのかというものであった。


普通の蛮族(バーバリアン)ならば殺しの遊びどうぐになるが長であるオルゴーンが異世界からの転生者であり長年の蛮族(バーバリアン)の悪習を長になり変えたというのだ。


つまりは俺らとは別の方法でこの世界に転生させられて違う種族になった者であるということだ。 それもかなり前に転生させられた。


「…俺は日本の愛知県の高校生だったんだが、ある日クラス事、ラインヴィッセル王国に転移させられたんだが…。あんたも女神・ヴィッセルに導かれた者って事か?」


「お主も別の世界から来た者であったのか!?俺以外にもそう言った人材は多いのか!? 」


「俺はまだこっちにきてから日が浅いんだ。半年もたってないが…フォロットル王国のリザベラって軍師も転生者だとは聞いた。

転生の際には女神に導かれるものなのか?」


「いや、気が付いたらこうなっていたのが正しい。少なくとも俺は蛮族(バーバリアン)の長になってから種族のやり方を少しずつ変えてきたのだが…ヒルダには俺も手を焼いているのだ…」


… ヒルダには手を焼いているってどう言うことだ?


少なくとも数が減ったから長寿で繁殖意欲が薄い森人(エルフ)らが発情期になってしまった筈だが、オルゴーンの言い方ではヒルダとはかなり前から顔馴染みの様な言い回しであったのだ。


ならば、こちらの要件を的確に伝えると、オルゴーンはため息をついて厄介な事になっているのだと悟ったのか森人(エルフ)の魔王であるヒルダとの関係について話始めたのであった。


真面目な話だが、異世界来てから聞いた情報が全然あてにならねぇぞ!!?

真面目にどうなってるんだ?


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