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ベンケイとの一撃必殺技

前回のあらすじ

この3人強いわー(棒)異世界の俺いるのかなー主役なのにーグレちゃうぞー 未だベンケイの中で隠れてますw

**********************


魔王領土に隣接する人間の国の一つである『フォロットル王国』で傭兵になるために隣接する魔王が作り出したであろう侵攻している鋼鉄の殺人からくり『魔道騎士兵』を倒す試験を難なく合格した為に3人は前衛の砦である『フォスタン』という場所に派遣された。


「まぁー…あれだな。良くも悪くも要塞みたいな場所ばっかだな…」


「それだけ驚異なんじゃない?何せ、魔王が作り出した魔物(モンスター)には違いはない訳だし… 」


「ふむ。確かにフォロットル王国に貢献すれば何か有益な情報は得られるやもしれませんな クロ殿!

ん、クロ殿。 どうかされましたか? 」


「いや、黒猫の事情を説明する前にゴリ押しされて出るタイミング見失ったわ。 ベンケイの中から出れねぇじゃん… 」


そう、ベンケイ達が試験で圧倒的な力を見せた為にガウス兵長とそれを見ていた住民や兵士達から持て囃されて前衛への特別傭兵枠として召集されこの砦で指揮を取っている将軍と対面する事になってしまったのだ。


確かに試験は楽勝だと思ったけどフォロットル王国の黒猫の言い伝えとか色々と聞きたかったのに先に前線の砦でに派遣されてしまったのだ。


まぁ、ここは大人の余裕を見せて先に魔王の情報を収集方向に切り替えていこう俺はそれが出来る男だ。

大方の戦闘は基本的に3人に任せれば大丈夫だろう。


おっと、ここの将軍様が来たみたいだな。


取りあえずはどんな人物なのか見極めて置かないとこっちが損をする可能性がある。


ベンケイにも負けず劣らずの剣豪みたいなタイプだな。バンダナで腕っぷしのいい鍛冶職人にいるような面構えをしている。


個人的にはこういうキャラ好きなんだよなぁ。


「俺はフォロットル王国のガルシアだ。地位は一応は将軍だが、軍を指揮するのは軍師に任せてる。んで、こっちのおっぱい女が軍師のリザベラな? 」


「誰がおっぱい女だ。このクソ脳筋漢が!?アタイがリザベラで前線の砦で軍師をしてる。

ガウスからかなりの腕っぷしだと聞いてるよ?」


金髪ロングヘアーで女神・ヴィッセルにも負けない我が儘ボディのも主で爆乳でフォロットル王国でも美人と名高いリザベラ軍師がガルシア将軍に甲冑を軽く殴った。


「おぉ、レイラよりもデケェ乳してるな!」


「頑張り次第で軍師を抱けますか!?」


幼馴染ゆえにガルシア将軍よりも爆乳女神にも負けない乳を持つ軍師・リザベラの胸に注目が集まった。


まぁ、レイラそっちもイけるしなぁしゃあない。


つーか、ガルシア将軍が可愛そうだからベンケイさん、情報収集のご協力お願いします。


「我のツレが無礼を申し訳ないガルシア将軍殿。 傭兵として雇われた身でありますゆえ戦場での活躍は大いに期待して貰って結構。ゆえにそれでこの無礼を許して頂きたい 」


「ガッハッハッハッー!! しゃーねぇよ。

実際に傭兵で来た奴らはリザベラの爆乳でいるやつが大半以上を締めてるからなぁ~

女にもモテるとは流石『爆乳軍師・リザベラ』だな。

現状でいえば、7:3…いや、8:2でこちらが押されてる状況ではあるな…」


「押され気味なのは理解したが、魔王領土近隣諸国はみなこのようなモノなのか…? 」


「あー…ここはまだなんとかなってるが、もう魔王の軍勢に制圧されて傘下に収められた部族とか国はあるっちゃある見たいだな… 」


つまりはそこの棲み着いている魔族から何らかの原因で変異種に進化して支配力と固有スキルによる進化が魔王の条件なのかもしれないな。


明らかに魔道騎士兵と呼ばれる鋼鉄のからくりは固有スキルで量産でき魔石から出る魔力がガソリン代わりみたいなものだろう。


確かにレベル差に加えて量産できる鋼鉄の軍勢はこの異世界は厄介な存在だろう。


だが、傭兵を雇う程フォロットル王国は金銭面的にツテがあるのか傭兵の武器はラインヴィッセル王国の騎士の剣よりも質がいいように見えたのだ。


「ふむ。フォロットル王国には余程腕良い鍛冶職人かそういった類いのスキルを持った方が存在するとお見受けした 」


「お?わかるもんか? フォロットル王国には鍛冶職人の『ギガルド』っておっさんが造る武具が最高でな。俺もお掛けでレベルアップして32になった所さ… 」


「うむ。ならばここいる正規兵や傭兵は少なくとも20前後のレベルの者が大半はいると見ても良いですかな? 」


「…まぁ、色々と聞きたいことはあるだろう。

けど、敵さんのお出ましだな…野郎ども!!仕事だぞッ!!!」


ガルシア将軍の号令とともに兵士や傭兵達は武器を取り、砦の前に出始めたのだ。


要塞の砦には見張りをしている兵がいたし、まだ敵が迫ってきていると緊急報告があった訳ではないが、ガルシア将軍の本能的直感は当たるというのだ。


実際にまだ距離はあるが侵攻してる軍勢が起こす土煙が上がっているとレイラが見張り台に登り確認したのだ。


「気づかずに隊列を整えたら個々で戦わねぇとならねぇが、アイツら相手には最低二人か3人で仕留めるのが今のところの戦法らしい。

弓隊は射程距離に入ったら矢を放つ準備を!!

リザベラは砦の上から指示を!! 」


「うはっ!!どーするよ?結構いる見たいだぜ?先に突撃して数減らすか? 」


「うーん…土煙から推測すると横に並んで侵攻してる感じだから少なくて50体、増援とかあれば倍の100体って所かしら? 」


「ガッハッハッハッ!!流石ガルシア将軍だ。

敵を感知する能力に全体への指示お見事なり!!

ならば、このベンケイが面白い余興をご覧いれましょう!!! 」


実はベンケイと契約した事によりベンケイのステータスも確認する事が出来るのだ。


そして、選択スキルの最後にある魔弾法(まだんほう):レベル1が気になっていたのだ。


魔力が100あるベンケイならば、このスキルを撃ってレベルを上げる事も可能性であった筈だ。


他のスキルが3~6レベルに大してこれだけ成長さていないのに疑問を感じていたのだ。


ベンケイ曰くこの魔弾法(まだんほう):レベル1は魔力を溜めて放つスキルらしいがベンケイにはそのセンスが壊滅的に無いのと魔力量が100では不足の為使えないというのだ。


ならば、良くあるお決まりのパターンだが、体内から俺が魔力を流し込んで倍増させて得意な武器攻撃スキルと同時に使えば行けるのではないかと前々から思っていた。


だが、機敏性がないベンケイとためす前にレイラとナタリアが倒しきってしまうため試した事は無いが距離があるならどこまで飛ばせる破壊力があるのか試すのには持ってこいの展開だろう。


隊列から少し出て剛剣術(ごうけんじゅつ):レベル6で矛を取り出して貰らった。


このスキルは頭に想い描いた武器を創造し扱える女神から送られたスキルで使い勝手いいのだ。

だって好きな武器を使えるだよ!? 矛を使うキャラが強キャラと相場は決まってる。

例えば、キン○ダ○の王○将○とか○公将○とかワ○ピの○ヒゲとか強くてカッコいいし、憧れるじゃん!!?


そもそも、異世界転移とかのアイデアとかほぼ向こうのアニメ・漫画文化から編み出されたり、過去の偉人達が使ってた武器がモチーフだったりするンだし、ルールがあってないのが異世界転移とかだろう?


(主殿、このスキルの同時発動は成功するのですか?)


(少なくともベンケイが武器を俺が魔力を矛先に流し込む作業を分担すれば多分いけるだろ?


これは相手に威圧と一発で戦況を盛り返す必殺技になるかもしれんから成功したらデカいけど使い処を見極めないと俺の魔力が死ぬからよ… )


技を出すときの型とかやはり両手で巨大な武器をブン回すのが規格外巨体キャラのカッコ良さだろう。


ベンケイに矛の柄の部分の石突き部分と真ん中より少し下の部分をもって貰い、身体を捻って貰う。


俺は身体を捻った際に矛先に魔力を流し込んで溜め込んでおく。


後はベンケイが矛を振り抜く際に魔力を放出するタイミングを合わせる。


「いくぞ!!!魔斬波(まざんは)!!!」


(タイミングは良いけどやっぱり俺に必殺技つけるセンスねぇな。在り来たり過ぎたな。

…って、馬鹿みたい魔力消費するなオイ!!?

マジで戦場で大多数を蹴散らす一撃必殺になりそうだな。 これミスったな…)


「まぁ、ためし撃ちには充分であったか!!!」


「オイオイオイオイ、あの鋼鉄の殺人兵を纏めてとか…飛んでもねぇ怪物寄越したな!!ガウスの野郎め!!! 」


あ、忘れてた取りこぼしはない筈だ。


だって、真っ正面ほぼ何も残ってないもん。


雑草も岩なども纏めて前方の敵を蹴散らす一撃を見たガルシア将軍らは歓喜の声を上げたのであった。


一方で、ベンケイの中で魔力を流し込んで疲労したクロはレイラとナタリアにすっかり忘れ去られてしたが、


今ので思い出してのかベンケイから視線をそらしたのであった。


大斧にしようか大剣か悩んだけど、ベンケイにあうの薙刀…矛でええやん。カッコいいしで選んだ馬鹿な作者をお許しを…

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