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座りたくないソファー [完] 編集版

作者: 桜川椿

リビングに置くソファーを買うために某有名家具店に母と私と姉の3人でソファーを見に来た

母は1つの緑色のソファーを勧めてきた

うん、色も緑でサイズも問題ない

私はソファーを見た瞬間から何故か近づきたくない

ソファーに座りたくないと言うわけのわからない感情になった

私は隣にいた私の一卵性の双子の姉深月(みづき)に聞いた

「なぁ深月このソファーおかしいやんな?」

「うん葉月(はづき)まず座りたくないって思う時点でおかしいやろ?」

「やんな?お母さん変やんなさっきから」

「そうやな。このソファー買う気でおるみたいやしなお母さん止めな」

「なぁお母さんこのソファーなんかおかしいって」

「なにがおかしいん?これに決めた」

母は私達の話をちゃんと聞いてくれなくて結局この気味悪いソファーを購入する事になった

母は霊感がある

私達双子より霊感は強いと思う

その母があの状態に ソファーが家に来たら一体どんな事が起きるのだろうか?

ソファーが我が家に届き見て確信した

やっぱりこのソファーに霊的な何かがついてると

そして私は恐る恐る1回座ってみた

やっぱり座りたないし 、めっちゃ視線を感じるねんけど?

隣にいた深月も私と同じような顔をしていた

やっぱりこのソファーに何かついてる

今日の夜が怖いな何も起きませんように

私達双子の願いは叶えられなかった

夜寝ていると急に金縛りにあった

「金縛ってる。あのソファーの主やな」

恐る恐る瞼を開けるとワンピースを来た20代後半くらいの女がいた

うわぁ結構はっきりと見えてるな

女に睨まれて、そして首に圧がかかった

この女に首を絞められてるんやろか?

恐怖の中私は女に言った

「なんか伝えたいことあるんやろうけど、私はあなたになんも出来へんよ?」

すると金縛りは解け、女の姿も消えた

「葉月見たやろ?」

「うん深月見たで。ヤバいソファー来てしもうたな」

そして私達双子はソファーが気になりリビングに行った

「アカンな」と母が起きてきて言った

「ソファーやろ?女の霊やったわ」

「ぎゅーって首締められたわ。何でこのソファー買ったんやっけ?」

「お母さんが買う言うて聞かんかったんやんか覚えてないん?」

「え?そうやったっけ?」と母は何も覚えてなかった

結局ソファーは返品する事になった

あの幽霊は一体何者だったのか?

あのソファーは今どこにあるのか?今も謎のままです

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