五話
町に到着してから約二年が、たったとても日がまぶしいある日の事、自分は死んだんだ。
なぜ自分が死んだと経緯をこぼれ落ちた記憶の中からかぎ分けてまとめると、自分は町入った数日後に宿屋でバイトをすることになった。
民兵や騎士団になる気はさらさら無かったからだ、そこで自分にできる仕事を探した結果とある宿屋が人手不足によるアルバイトを募集しているのを発見し、応募してみると見事受かりそのままバイトすることにした。
衣食住全て込みの住み込みバイト最初は大変だったが、慣れるとそこそこいいお仕事だとわかってきた。
もちろん自信が死んだ日も普通にバイトしていたんだが、突然宿に泊まっている客から呼び出しがあったので、対応に行くと突然自信の左腕が下に落ちる砂のように風化してそのまま左腕はなくなった。
自分にも状況が分からないが、目の前にいる宿客の女性がなにかをしたことは分かる。
なぜかって彼女の右目が青く光っていたからだ。
フォンタジー系でたびたび存在がわかる魔眼を使ったんだろう、それに彼女が言ってたんだ。
【それは風化の魔眼にやられることで起きる現象、もちろんやったのは、わ・た・し貴方は消滅する必要がある】
そんな話をしながら彼女は左目を赤く光らせた。
今度はなんの魔眼かと思ったら指の一本すら動かせない状態になっていた。
【これは拘石の魔眼 拘束と石化を同時に使うことができる魔眼でね、便利でしょ?】
そういえば彼女は自分は消滅する必要があるとか言ってたななんのためにと思っていると
【貴方は転生者でしょ?それが消滅する理由なの、転生者と転移者を駆除するのが私のお仕事なの、というわけでサヨナラ、名もない転生者さん】
そうして、自分は意識を手放した。
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