【続き】高校になって幼馴染に「好きだ」と告白したら、「まずは友達から」と言われて、今までの付き合いは何だったのか、問いただしたら、「う~ん、パシリ?」と言われてキレそうになった件。
私、佐藤理恵には、よくわからないけど近所と言うことで、藤間達也が構ってくる。
家が近所と言うこともあって、むげには出来ないけど、どうも私に対していちいち『してやった』を強調しているようで嫌だった。
それ以外は一緒に居ても特に気にはならない。
むしろ、居心地がいい。
なんとなく、登下校も一緒にしている。
高校に入学して間もなく、そんな達也から告白を受ける。
正直、私には恋愛感情なんてない。
その言葉を受けて、私は「まずは、友達から」と言ってやる。
もともと友達なんかじゃない。私はそう思っている。
でも達也は「幼馴染」だと思っていたらしく、私の返事に噛みついてくる。
やっぱりしてやった感がムカつく。
あえて「パシリ」と言い放ってみると、達也は怒りを隠さずにぶつけてくる。
「いい加減にしてくれ! 友達でもなかったなんて!」
「こっちのセリフよ! 何勘違いして怒ってるの? 私は最初っから友達となんて思ったことないんだから! そんな勘違いやろうなんて大っ嫌い! バイバイ!」
そういうところが嫌いなんだよ!
スッキリした。ざまぁみろ!