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逃げる

巨大な昆虫から全力で逃げ出した。



後ろを振り返ると、巨大な昆虫はのそのそと動いている、どうやら素早く動く事が出来ない用だ。


巨大で有るがために、素早く動く事をあきらめたのか?



或いは素早く動く必要が無いのか分から無いが、外骨格では巨大化するには不利な要素が多いと考えられるのだが………



酸素効率の良い筋肉を持っているのだろう。



例えば海底に住む、カニやエビの用なシステムを使っている可能性も有る。



まず巨大に成るには、強度が足りなくなるだろうと予想出来る。



同じ形ならば、体長が2倍になると、体重は8倍になり、身体を支える骨格の強度は断面積に比例するので、


 体長が2倍になると断面積が4倍になる、強度も4倍になる。



強度が4倍にしかなって無いのに体重は8倍になってしまう。



そのまま2倍のサイズになっただけでは、実質的に強度が半分になるので、骨格構造や内臓の構造が変わらなないと、強度が不足し動け無いか、目の前に居るようにゆっくりしか動け無いのだろう。



次に考えられるのは、低酸素状態に適応できるかだ。



外骨格生物の関節は一方向にしか曲がら無いので、頭部のように自由度の大きな関節は、小さく複雑な関節の集まりで、複関節から出来ているのだ。



一体節に一関節でだから複体節とも言われている。


 この関節部は可動部なので、運動器官以外の機能を持たせることが出来ないので、出来るだけ小さくする必要があった。



だが!! 小さくしますとその空間も狭まり気管も細くなってしまう。



地球の昆虫では巨大なものは現在は居ない。



解決策は複関節部を太くする事になるが、テコの原理でも分かる用に素早い動きはできなくなる。


実際カブトムシなど余り早く動かない昆虫も多い。



用するに、地球の昆虫よりも低酸素の状態でも生きて行ける仕組みを持っているはずなのだ。



それが海底の甲殻類の構造に似ていると私は予想したわけだ。



遺伝子サンプルを採取して宇宙船へと帰還した。

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