表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

塩の惑星


地球へ帰る前に

立ち寄った惑星です。

 今回補給に立ち寄る星は、地球型惑星で氷河期に入った星の様だ。



 大陸移動の影響で、2つの巨大大陸に挟まれた海は干上がって、広大な塩の砂漠になっている。



 調査を兼ねて、塩の砂漠へと着陸した。



 見渡す限り塩でできた砂漠が広がっている。



 こんな場所にも生物はちゃんと生きていた。



 氷河期による寒さから逃れてきた生き物………


 それはトカゲに似た生き物だった。



 塩の砂漠に適応するために、肋骨を進化させた翼をもち飛行する物。



 或いは、襟巻きトカゲの様に、素早く走るなどの戦略をとった様だ。



 遺伝子のサンプルから、同じ種類の生き物から進化した事がわかる。



 そんな彼らは、小さなカニやエビに似た生き物から進化した物を餌にしている。



 この星に着いたのは、運の良い事に、翼を持つトカゲの繁殖期だった。



 20センチ程のトカゲが、羽を広げ踊っている光景は、なかなか見れる物では無い。



 交尾を終えたメスは、群をなして飛んで行く。


 元々は、海に浮かぶ島だった場所や大陸へと、移動する様だ。



 塩の砂漠に浮かぶ、島へと調査に向かった。



 島で穴を掘り卵を産み落としている。



 爬虫類と同じく、卵は振動を嫌うのかも知れ無い。



 特に、蛇の卵は、軽く振動を与えただけで、卵からかえら無くなってしまうほどだ。



 このトカゲの卵も余り強く無いのかも知れない。



 そうで無くても、塩の上では、塩分が強過ぎて干からびてしまうだろう。



 そんな卵を狙って、新たな生き物が姿をあらわした。



 森にいたネズミに似た生き物から進化したのか???



 足は長く、鳥の足の様に細い。



 コレは、急激な乾燥が起こると地球の生き物もこの様に進化する事が多く、馬や鹿などこの様な理由で足が長くなった。



 更に、乾燥が進み、硬い岩がゴロゴロと露出した地面に対応する様に、丈夫な蹄の有る足へと、進化した。



 寒冷地に伴って、生き延びていくのは、どんな物でも食べられる、雑食性で有ったのも大きなポイントだろう。



 補充が終了したと、コンピューターから知らせが届いた。



 次の惑星へと出発する事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ