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地球へ

惑星ザーを出発して、どれだけの時を過ごしただろう?



遂に地球へと帰っこれた。



しかし、ここが本当に地球なのだろうか?



私が地球を出た時は、僅かに生命の灯しが揺らめくばかりの星になっていたはずの地球が。



今や! 木々が生い茂り、野生動物が自由気ままに過ごしている。



もちろん人間などは居ない。



人類の痕跡を求めて、地球中をくまなく探した。



核戦争を想定して作られたはずの軍事施設も海底に設置された生物シェルターも破壊されている。



地球で唯一の中立地帯に最後の希望をかけて調査に向かった。



南極最大の氷底湖であるボストーク湖だ。



氷の下に作られたこの施設さえ戦争の犠牲になった様だ。


目の前が暗くなりたっていられない。



何の為に地球へと帰ってきたのだろう?



こんな事なら、惑星ザーに残るべきだった。



ひとすじの涙が流れ落ちる。



最初の涙が落ちると、止めど無く涙が流れてくる。



多分声を出して泣いていた。



いつしか夜になっている、地球とは思え無い程のキラメク星が見える。



私は慌てて宇宙船へと戻った。



地球がダメでも太陽系中を探せは人類はまだ居るかも知れない。



私は太陽系中をくまなく探した。



何1つとして見つける事が出来なかった私は、壊れてしまったのだろう。



もし神が居るのら許してくれただろうか?



私は私の細胞を使い。



ほんの少し遺伝子を変えた人間を作り上げたのだ。



もう一度人類が反映する地球を思い描いて。



地球にとっては迷惑な話しだろうと思う。



神は私を許してはくれないかも知れない。



それでも私は、私のアダムとイブを、大地へと送りだしたのだ。



何組も何組も………



未来へ希望を託して。


おしまい。

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