鳥の惑星
今回の補給ポイントは、鳥が数多く飛び交う惑星だ
惑星バードと呼ぶ事にした、惑星バードは火星にそっくりな星で太古の火星はこんな環境だったのかも知れないとしみじみと思った。
夏と冬に二極化しているるので、ほぼ全ての生き物が渡りをしているのだろう。
惑星バードの低重力を生かして様々な生き物が、鳥の用に飛んでいる。
大気密度が低いのだが(火星と同じく)それ以上に重力が少ないので飛ぶという形に進化していったのだろう。
中には極めて早く飛ぶことが出来る生き物もいる。
例えばハヤブサに似た形の生き物だ。
地球ではハヤブサの飛行速度は400キロ近いとの発表も有る程速く飛べるのだ。
恐らくは350キロ位が最速なんだろうが、まあ調べた人がそう言うのなら仕方が無い。
仮に400キロで飛行出来るとしても、落下速度を効率的に使う事には変わりが無いわけで。
もしも、地球と全く同じハヤブサが居ると仮定すると、落下速度は地球の0.62倍の速度に成る、どちらの星にも空気が無い時はだが………。
なので大気の粘性を考慮して計算しなくては飛ぶと言う事が良くわから無いだろう。
地球と惑星バード或いは地球と火星では、大気の成分も違うので、ここも地球の大気と比べ惑星バードの大気である二酸化炭素を多く含む大気として計算しなくてはならない。
重力による加速=速度圧力による抵抗+粘性による抵抗=終端速度と言う事だ。
粘性係数は圧力に依存しないと言う事も補足しておこう。
つまりは、大気密度が希薄になると物体に当たる空気分子は減ってしまうのだが、分子の運動距離は長くなるのでエネルギーは同等となると言う事だ。
さらに温度依存も有るので地球より惑星バードの生き物の活動温度領域を平均予想気温差として約30度低く大気は二酸化炭素が主成分として計算する、もっと極端な場合はまた違うのだが………今回は関係無いだろう。
さて、実際に架空のハヤブサを飛ばしてみると、地球で400キロで飛ぶハヤブサは、
惑星バードでは約340キロでしか飛べないと言う事がわかる。
すなわち、平行飛行に対して惑星バードは地球よりエネルギー効率が良く、落下エネルギーを利用した加速の飛行には、地球の方が優れていると言う事だ。
遺伝子サンプルを確保は抜け落ちた羽を集める事で代用した。