第五話 連想ゲームでイベント回し。
なんか、前にもどっかで書いたよーな気がするんだけどね。
も一つのエッセイのほうか、活動報告か。活報って、わたしのメモ書き帳みたいなモンで、果てしなくカオスな場所だから、あそこだったらもう見つからない・・・。
最初に、作品を新しく書き出す時は、舞台をどこにするかを考える。
この『舞台』によってジャンルが決定されるので、ジャンル先行で考えてもいい。
ここではワナビ向けのことを書いていくんで、ジャンルといって好きなように選んだら駄目だ。
例えばラノベ作家のスレだったかツイッターだったかで、プロのナントカさんが「昨今はファンタジー書け言われるー、」と愚痴っておられた。だったら、ファンタジーが狙い目ってことだろ。
だけど、ファンタジー書けと編集が言うってことは、おそらく編集の脳裏には幾つかの、現状で売れてる商業作品が浮かんでいるはずだ。
ここがミソ。
『それは避けなきゃいけない、地雷だ!』(by主人公)
くそ忙しいであろうはずの編集の脳裏にスパッと浮かんでくるくらいメジャーな作品だ、その作品は他の応募者だってみんなスパッと浮かんできてるはずなんだ。そして、計算もせずにスパーッとそれの類似品を書き始める応募者はおそらく千人を下らないはずだ!
類似品だらけの中で、ちょびっとくらい毛色を変えたところで、もう源流メジャー品しか浮かびませんよ。だってそうでしょうが。その源流が一番インパクトが強く影響力がデカいんだから。
現状、どの作品が流行を作っているのかを見極める。そして、それと同じ土俵を選択し、違う系統のストーリーを用意する。
つまり。
漫画『ワンピース』が流行っている。
海洋ファンタジーを選択し、海賊要素を外す。ということだ。
海を舞台として、出来れば船もサクッと外したいとこで。
船を出さず、海賊出さず、でどんな話が出来るだろうか?
ここから、連想をスタートさせる。
ワンピースの流行からは外れてはいけない。
ワンピースの何がウケたかを想像する。研究する。たぶん、『冒険』だ。
だったら、『冒険』は外せない。
『仲間と友情』もだろうし、『あちこち行く』というのもミソだろう。
世界を、大陸のない海洋世界にする。島々だ。
その島々を結ぶ交通がある。その交通機関を使い、主人公は冒険する。
さーて、交通機関はなんにしよーかねー。
てな感じで、計算しながら世界設定から入ると楽っすよ。
これで伝わっただろうかね。
これ、『他作品を参考に』作る方法だよ。つまり、他作品から引き算を先にしないといけない。
その作品の、特徴をどんどん引いて、その代わりになるファクターを放り込んでいくということ。
これぞ、『原作魔改造術』!!
・・・最初はそこから始めるといいよ。