砂漠の記録
掲載日:2026/05/15
冷たい風が吹き荒れている
この砂漠の荒野では季節に関係なく生物の生息しない気候のようで油断がならないものである。
たまに人が倒れているのを見かける。
それが非日常ではなくて
ある程度の日常に組み込まれているのは
世界の何が常識で何が常識外であるのかの認識を再確認することになる。
私は数年前から日記なるものをつけている。
私がいつ死んでいくのか想定も出来ず
仮に死を迎えた時に
私という生物の生きていた証明みたいなものを書物で残す事は
世界に少しの傷跡をつける行為のようで
私の生存記録をしたい。
雨が降らない
それが更なる絶望に拍車をかける。
私は死ぬ事の思考回路が脳裏から離れないんだ。




