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一緒に魔王を討伐しよう!  作者: 純白
第十八章―ギルド  vs  ギルド
72/194

71 招かれざる客

【 双方準備完了。

注意──先に三本先取した側が勝利となります。

カウントダウン30秒──

第四ラウンド──開始。】


霧が晴れ、両陣営が再び向かい合う。


突如、強風がKanatheonへ吹き付けた。

見上げると──アンドリアがグリフォンに跨り、空中から彼らを見下ろしていた。


「アンドリア!どういうつもり?!」

むぐち やよいが怒りを露わにして叫ぶ。


「そのミラーメイジはチートよ!じゃなきゃ、あんな精度あり得ない!」

アンドリアは声を荒らげる。


「私は不正行為を行っていません。すべて計算の結果です」

かみこは無表情のまま続ける。

「あなたの行動は“敗北を受け入れられず、言い訳を探している”と解釈できます。直情的で負けず嫌いな性格の方は、往々にして衝動的です。仮に私が四次職であれば、その性格的弱点を突いて、あなたを打ち負かせたでしょう」


「ちょっと!これ、どうやって試合続けるの?!審判員、早く判断して!」

かなが怒鳴る。


【 試合規定により、両陣営の参加人数上限は25名です。

規則に違反しない限り、参戦は可能とします。】


「……それで面白いと思ってるの?アンドリア!」

むぐちは歯を食いしばり、睨みつけた。


「教えてあげる。勝者は、この私よ!」

アンドリアの紅晶の槍が、白い烈火をまとって燃え上がる。


「本気だ……!」

まつみは短剣を握り締め、身構える。


「はぁ……ほんと、つまんない女」

かなは呆れたように呟いた。


「天虹衝撃!」

アンドリアはグリフォンと共に急降下し、Kanatheonへ突撃する。


「むぐち!どうする?!」

悲鳴が上がる。


「……もう、仕方ない。今回は譲る……」


ゴォォォン!


Kanatheon全員が戦闘不能──

ただ一人、03、まこだけが闘技場の中央に立っていた。


場内に、重厚な船笛の音が鳴り響く。


ブオオオオ────────


「……え?」

まこの全身が、淡い青光を帯び始める。


「やっぱりチートじゃない!騙したわね!」

アンドリアがまこを指差して叫ぶ。


「ち、違う!私も分からない……」

まこは光る自分の手を見つめ、怯える。


ドンッ!


紫紅色の重装甲を纏った騎士が、まこの前に出現した。

狂風が巻き起こり、黄砂が舞い上がる。


装甲には血管のように脈打つ光紋。

片手二刃の虹光剣、黒竜頭の盾。

背には血紅の竜翼を象ったマント。


「……太古装備……」

アンドリアは一瞬で青ざめる。

恐怖を露わにした彼女を、誰もが初めて見た。


「この瞬間火力……やっぱり、お前か」

黒騎士はアンドリアを見据え、低く言った。


「まさか……あなた……アンドリュー……」

アンドリアは震え声で、その名を口にする。


「久しぶりだな。

語り合おうじゃないか──俺の、副長殿」

アンドリューは笑った。


まこは呆然と、目の前の黒騎士を見上げる。


「……え?」

誰?!

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