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鈍色

作者: 黄昏と凪

手に入らないのなら

どこか遠くへ、遠くへ

あなたの姿が、声が、笑顔が

わたしを縛りつける前に


どうか飛んでいって

手の届かない場所まで

あなたの手に、腕に、背中に

わたしが絡みつく前に


消えない思い出

解けない願い、夢の残滓

散り散りになったカケラ

拾えない、掬えない

誰もわたしを救えないから


何度目か知れない、知らない

さよならを繰り返しては

空を仰いで目を瞑る

あなたを忘れるために

わたしが忘れるために


バイバイ、と手を振っては

おはよう、と繋ぐ日々


もういらないのに、苦しいのに

止まらない日々、新しい日々

進めば進むほど燻むのだ

わたしの、鈍色の心

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― 新着の感想 ―
この小説は「失恋」や「執着」の物語というよりも──手放すことそのものの痛みを書いている。 主人公が「あなた」を追いかけながら、その手を伸ばす前に、自ら手を引っ込めてしまい。 「わたしが絡みつく前に…
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