最凶最悪の魔女と、故郷の森に帰る。
「ねえケン、私たち警告したわよね?まだ世代交代するほど、年月経ってないわよね?」
うん、そうだねオーラム。
「つまり、反撃されても文句言わないって事よね?」
オーラムが全面的に正しいけど、こんなことする奴って、反撃の可能性を考慮できない馬鹿じゃないかなぁ・・・多分なーんも考えてないんじゃない?
「山で分からないなら、城を吹き飛ばすしかないわねぇ?」
・・・いっそ馬鹿な頭が吹き飛んだ方が、一般民衆にも利益があるかもなぁ・・・街には出来るだけ被害が及ばないようにやるならいいんじゃない?警告は済んでるし。
「そうよね!!!ヒャッハー!!!!!吹ーきー飛ーべーーーーーーー!!!」
ジガッ!!!ズガン!!!ズババババババババババ!!!!!!
・・・常々オーラムに全力で魔法を撃つなって言ってたけど、ストレスかかってたのかな?すごーく楽しそう・・・
「あ・・・あわわわわわわ・・・・・・・」
あ、イグニス、全力の砲撃見るの初めてだったか。こいつも魔法使いの中でも上澄みのはずだけども、それでもビビる威力なのかやっぱり。割と上の方に向けて撃ってたのに、手近な所はガッツリ抉れてるしな・・・
「よし!!スッキリ!!更地も有効利用しやすいでしょ!!」
・・・ここから見えないけど、見に行くのはやめよう。
「さて、この子どうしようかしら?」
たぶん今街に生還しても、誰も喜んでくれないだろうなぁ・・・むしろ袋叩きかなぁ・・・どっか他所の町に逃がしてやってもいいけど、今回みたいに意図せずちょっかい出されるのも面倒だなぁ・・・
「じゃあ、ケンの従者にしてしまいましょう!それで、ここに置いといて魔力タンクにしましょう!」
・・・ここに置いとく以外の言葉が理解できないんだけど?
「難しい言い回しとか使ってないわよ?」
いや、そういう事じゃなくて・・・
「んーとね、従属魔法ってのがあって、特定の相手に逆らえなくなる魔法があるのよ。それをケンとイグニスに掛けて、イグニスをここに住まわせて、以前研究して完成してたけど、結局自分で吸収するより効率が悪いからそのまま放置してた魔力結晶に魔力をため込んでもらって、定期的に送ってもらう仕事をしてもらおうかなぁってことだけど。」
今更だけど、人権何処行った?そんな時代じゃないって言われればそれまでだけど。
「はい!それでいいです!命が助かるなら何でも・・・」
「ほら!イグニスもそれでいいって言ってるから、とっとと一発ヤッちゃって?」
・・・はい?
「あー、従属魔法って古い魔法でね?ほら、政略結婚で無理矢理連れてこられた人っているじゃない?そういう時にね、一発ヤッちゃった相手を・・・」
わかりました。後ろ暗い魔法なんですね、よくわかります。
「あ、いやその、私、殿方とこういうことした経験がありませんで、ですからその、別の方法とか・・・」
「そう?じゃあ、暴れないように麻痺を掛けとくわね?大丈夫、きっと気持ちいいわよ?」
・・・僕がやらないと、きっと不幸になる人が増えるんだろうなぁ。仕方ない事なんだよなぁ。貞操的な問題が頭をよぎるが、当の本人が推奨してきてるからなあ・・・なんで僕、こんな高度なプレイ強要されてるんだ・・・
・・・・・・・・
「ほら、イグニス!さっさとケンの手を離しなさい!!私たちもう出発するんだから!」
「いやです!!マスターと離れたくありません!!私はここで肉欲に溺れた生活を送るんです!!私はもう・・・知ってしまったのです♡♡♡」
「ケンも何とか言ってやってよ・・・って従属魔法じゃ言葉通じないのよねぇ・・・どうしようかしら?」
・・・なんでこうなった・・・




