最凶最悪の魔女と、クラーケンに挑む
「もう、元気出してよ!想定より被害が少なかったって、ギルド長も言ってたじゃない!」
そうは言うけども、意図せず甚大な被害出しちゃったから、あまりに申し訳がない・・・僕がもっと冷静に戦えてれば・・・
結局のところ、この港町の重要施設の数々が全壊及び半壊してるわけで、本当に想定より被害が少なかったとしても、笑顔で自慢できる状況じゃないよなぁ・・・
だいたい、少しだけ危惧してたけど、クラーケンは臭くて食えたもんじゃなかったし、これじゃあこっちのリターンが少なすぎる・・・どうしたものか・・・
「大体ねぇ、クラーケンは群れで生活する生き物だし、あれ一匹だけってことはあんまりないから、次に備えて・・・」
「おお!!ここに居たのか!!クラーケンだ!!クラーケンがまた出たんだ!!今度は三匹も!!」
「ねっ?言ったとおりでしょ?」
あああああああ!!!
・・・・・・・・
ああ・・・もう駄目だ・・・この町はもう駄目だ・・・撃退はできるだろうけど、壊滅的な被害が確定しちゃったじゃないか・・・
「んーーーー、そういうことなら、私がやっちゃうね?んふふふ~ケンの知識の中からいいもの見つけちゃったんだぁ♡レーザーっていうの?力を一点に凝縮すれは、手加減なんかしなくても、被害範囲が減るわよね?よーしやるわよぉーーーーーーー!!!!!」
あ、ちょっと待っ
シュゴ!!!ズバババババ!!!!!
・・・えーと僕、戦車の上に立って、仁王立ちして薙ぎ払え!!って命令出せばよかったかな?・・・あ、クラーケンたちが真っ二つ・・・ふーん、海って少しの間なら分断できるんだね、僕知らなかったよ。今、海にずり落ちてる岩礁、いい漁場だったんだけどなぁ・・・うふふふふふぅ・・・よし逃げよう!!
・・・・・・・・
「ねーーーー、ケン、感謝されてるんだから、もっといればいいじゃん?私、シーフード好きよ?」
あー、こういうのは、感謝されてるうちにどっか行った方がいいんだよ!じゃないと、そのうち邪険にされ始めて、色々と擦り付けられるんだよ!!
クラーケンがどこぞの研究施設に高額で買い取ってもらえた、今がチャンスなんだよ!
「・・・分からない話じゃないわね・・・ほとぼりが冷めた頃にまた来ればいいんだしね。」
分かってもらえてうれしいよ。次は何処に行こうか?
「じゃあ、一度、あの森に戻ってくれない?魔力補給したいの。」
ああ、そういうことなら一度戻ろう。さすがに戻ってきたのはバレるだろうから、何かされることを念頭に置いて、身を隠す算段を・・・魔力補給?なんで?必要なの?
「んー、10年や20年補給しなくて大丈夫だけど、回復より消費の方が激しいのよねぇ・・・」
・・・これはオーラム視点では、思いのほか燃費が悪いって感じなのかな?どうなんだろう?




