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最凶最悪の魔女と、潜水漁業に挑む

「ああそっかぁ、こんなごっつい手じゃあ、エビとか掴めないわねえ。」


 そりゃ10m近い巨人の手じゃあ、駄目だろうな。やっぱり人間サイズのマニュピレーターは必要か。


「そもそも人型に変形するメリットもないわねぇ。」


 オーラム、それ以上はいけない。身も蓋もないから。でもまあ、必要ないなあ・・・


「家とは別に潜水艦作った方が早いわね。あれ、かっこいいじゃない?」


 きっとオーラムが僕の頭の中覗いてみたのって、しんかい2000じゃなくてノーチラス号とかなんだろうなぁ・・・まあいいけど。


「さすがに一から作るんだったら、鉱物を原料にしましょう。木材を無理やり沈めるって、やっぱり効率悪いし。」


                ・・・・・・・


 ・・・ねえオーラム、僕、ガンダムでこれそっくりな、動く棺桶って呼ばれてた連邦の機体を知ってるんだけど?


「海中も宇宙も機密ブロック必要なんだから、同じようなもんでしょ?」


 そういって水陸両用の機体を無駄に乱発した団体も知ってる気がするなぁ・・・


「まあまあ、とりあえず乗ってみなさいよ。」


                 ・・・・・・・・


 そんなわけで、ボール・・・潜水艇を家に載せて海上まで運んだ・・・改めて見るとこの説明文、何一つ噓言ってないのに色々おかしいな・・・


「右足のペダルで前進後退、左足のペダルで左右回転。両手は巨人と一緒でマニュピレーターの操作、手を動かした通りに動くわよ。」


 あ、無駄に楽しそう・・・獲物は網袋を本体に括りつけて、そこに入れればいいか。


「そして私は動力源よ。一緒に乗り込むからね。」


 ・・・そんな隙間ないと思うんだけど・・・


「やあねえ、ケンの背中に抱きつくのよん♡きゃ♡♡♡」


 いや、いくら短時間でも酸素・・・


「私たち、魔力さえあれば酸素いらないわよ?そうじゃないと、この前の巨人で潜った時だって駄目じゃない。」


 初耳!!


「魔力供給さえ何とかなれば、ケン一人で重り付けて海に放り込めばいいんだけど・・・」


 もしできても、それはやらないで・・・


「まあ、一回やってみましょう!!レッツゴー!!」


                 ・・・・・・・


「あ、行動に問題ないみたいね。」


 確かに、感覚的に動かせるな・・・獲物とか関係なく純粋に楽しい!!ダイビングとかやったこと無いと思うけど、そりゃ人気あるよなぁ。


「ケン!!なにあれ!!綺麗な魚!!いっぱいいる!!」


 ここってやっぱり南海洋よりで、サンゴとかも多いようだ。だから魚もカラフルなのが多いのか。


「あのエビでっかくて綺麗!!すごいすごい!」


 オーラムも楽しくって幼児退行してるみたいだ。僕の背中に大きいもの二つを無意識に押し当ててるから、僕としては現実に引き戻されるけども。


「あ、それは、わざと当ててるのよ?」


 ああ、君はそういうやつだったよ・・・エビはたぶんゴシキエビとかそういうのだからしっかり獲っておこう。


「何かしらあれ?生き物?へんなの!!」


 ああナマコだね。獲っておこう。赤と青は大丈夫だろうし。・・・こっちで食べてる様子がないから、遠慮なしに採っていこう。


「大きなカタツムリ!!」


 サザエだろうね。そりゃ採らないと。結構簡単に採れるなぁ。


「なーんか平べったい貝ねえ、大きいから食べ出はあるかしら?」


 それアワビ!!アワビ!!磯のみ!!磯のみ持ってきてたよな!!何なら岩ごと削ってでも!!ああ思ったよりいっぱいい居る!!


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