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最凶最悪の魔女と新婚生活を送る

「おはよう、あ・な・た♡♡♡ご飯にする?お風呂にする?それとも、あ・た・し?♡♡♡」


 起き抜けに出される三択ではないけど、おはようオーラム。


 結果から言うとオーラムは、僕の世界の恋人なり新婚夫婦のイチャイチャした生活が、いたく気に入ったようだ。まあ、若干ずれたところがあるが。それはそれとして、ここ風呂ないだろ。

 じゃあ朝ごはん食べようか、オーラム。朝ごはんは何かな?


「うふふふ♡♡♡えへへへへ・・・えーとね・・・」


 ・・・オーラムが僕から吸い取った知識だけでは、ここまでが限界だったか、まあ仕方がない・・・トーストでも焼くか・・・パンは余りがあるけど、バターは?コーヒーあるかな?


「よーし、この綺麗な若奥様が、ちょちょいと出してやろうじゃないですか♡♡♡」


 わーい、僕の妻、有能!!・・・調理は端からあきらめてやがったな?


                ・・・・・・・・


「このパンに塗ってるバターっていうのおいしー!!コーヒーっていうのもいい香り!!」


 取り敢えず、相変わらず食べ物は軒並み美味しく思ってくれるようだ・・・さてはここ、酪農がそれ程盛んではないのか?


「えーーうーん、ケンの世界ほど大規模ではないわね。こっちにも一通りあるけど、庶民が手軽に買える商品ではないわね。もっと農場に近い場所なら安価で、ミルクだって手に入るけどねぇ。」


 ちなみに、この近くの町って主要産業、何?


「鉱業と工業、あとは狩猟かしらね。農地は近くにあるけど。」


 二次産業と三次産業の街か。それなりに発展した大きな町だろうけど、僕たち、そこでは面が割れてて、覗きに行くどころではないんだろうなぁ。


                   ・・・・・・・・・・・


 ・・・それでもって、彼女が望んでいるであろう新婚夫婦のイチャイチャした生活って、あと何をすればいいんだろう?僕が今も仕事しているんなら、仕事行ったりで時間が潰せるんだけどなぁ。

 どうやらオーラムは魔法以外はポンコツの様だから、専業主夫もありなんだろうし、そもそもオーラムから目を離すのは得策じゃないだろうけど、僕も何か仕事していないと、なんだかこう落ち着かないんだよなぁ。


「あ、どっか行くにしても、ケンは私から100m離れると、バフを全部失うわよ?近付けば再接続されるけど。」


 はい僕がどこかに仕事に出るの消えたー。ところで、バフってWi-Fiか何か?もしくは電源ビルをあちこちに建てとかないと運用に支障が出る人型兵器だったんだろうか、僕?

 まあいいや、後でゆっくり何か自宅でできる仕事を考えよう。うーん、最初に言われたことに何か引っかかってた気が・・・そうか、風呂だ!取り敢えず、日本人の魂を此処にも作るのだ!!

 えーと、紙と鉛筆・・・に代わる何か書くもの・・・事故以来デザインは全くできなくなったけど、在り物を描く分には問題ないな。オーラム、こういう風呂場を作りたいんだけど・・・


「まあ!まあ!ケンがこんなに積極的に!私とあんなことやこんなことをする為に風呂場が必要だなんて♡♡♡」


 まず、本来の役割を全うさせてやりたいのだが、どうだろうか・・・で?できるの?


「まあ、そんなに難しくないわね。材料はその辺にいっぱい生えてるし。」


 よし!!じゃあ作ろう!!


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