最凶最悪の魔女とデートする
オーラムがデートに肯定的であるのは良かったが、どこに行けばよいのだろう?遊園地や映画館は確実に無いだろうし・・・
そもそも、この世界の娯楽ってどの程度なのだろう?精々、旅芸人が町に来ていればラッキーぐらいの程度なのだろうか?
「だいたいあってるわね。需要はあるだろうけど、常設にするほどの余裕が、国にも民間にもないからねぇ・・・あ、遊園地も映画館もあるわよ?ケンの世界と違って動力は魔力だけど。」
あるのか。すごいな魔法!・・・でもこれ、オーラムが自分でできることだから、面白くとも何ともないってオチでは?
「当たり。もう飽きちゃった。」
ああ、魔法別にしても、そもそも不老不死の奴なんて大概の娯楽に飽きてそうだなぁ・・・ほんとどうしよう?
・・・そういやここって結構暑いな・・・デート抜きにしても海とか行きたいなぁ・・・でも、近くに海はなさそうだったな・・・うーん・・・
「湖なら近所にあるわよ?昔、沐浴に使ってたし。」
え?そんなのあるの?どの位、人が来るの?
「この森の奥にあるから、そもそも人なんて来ないわね。私と遭遇するリスクがあるわけだし(笑)」
それだ!!水着デートで二人の仲は急接近だ!!
「私に異存はないけど・・・急にどうしたの?そもそも沐浴がそんなに楽しいの?」
いや、沐浴がどうとかじゃなくて、自分に好意を寄せてそうな異性が薄着で傍にいて、一緒に遊んでるってのが重要なんだよ!
「・・・既に私、薄着だと思うけど・・・もうここで一緒に遊んでればいいんじゃあ・・・」
だから、水着で海とかプールに行くのが重要なんだよ!
「なんで水着に拘るの?他に人いないんだし、もう裸でいいんじゃあ・・・」
いきなり裸は風情がないんだ!大胆な水着を恥じらいながら見せるのがいいんじゃないか!記憶ないけど、そんなパリピな事、僕は絶対やってない確信がなぜかある!!
「なんでケンが急に雄弁になったのかと思えば・・・うーん・・・あなたの世界での男女交際の定番なのね?いいわよ?明日湖にデートに行きましょう。んーと、ケンの世界の水着・・・これなんていいわね。明日までに用意しといてあげる。」
それは楽しみだ!僕も弁当とか作ってみよう。定番のサンドイッチくらいなら手早くできるだろう。そうなるとマヨネーズは欲しいな。マスタードもついでに・・・レタスとか生野菜は避けた方が無難かな?寄生虫リスクが・・・もしや僕たち耐性があったりして気にしなくていいのかな?いや、あったとしても生食の習慣がないかも知れないのか。まあ、おいおい聞いてみよう。
時間ならたっぷりあるんだから・・・




