四竜征剣の設定(新規分)
◆四竜征剣:幻
・生物の身体に変化を及ぼす能力を備える
○手入不知 (※テイレシアスではない)
いかなるものにも汚されないという真っ白な刀身の短剣。
対象の生物の性別を変化させる。
元の状態に復元する機能は備わっていないので、いちおう本来の性別を覚えておく必要がある。
◆四竜征剣:刻
・過去や未来、時を同じくした並行世界に跳ぶなど時の流れに介入する能力を備える。
なお、時の流れは樹木のように枝分かれをするとされていて、遡った過去で様々な干渉(本来は壊れてしまうもの、大けがや命を落とす人間などに、適切な処置をして救うなど)をしても別の新しいルートが生まれるだけで本来のルートに変化はない。
しかし多くの者は無駄に終わる足搔きを繰り返すなど、ある種の中毒性を備えている。
○パストサーチ
過去へ遡り、特定の時刻・場所でなにが起きたかを知ることができる。
行ける時刻や場所に制限はないが、自身が関わっていない出来事を調べる場合などは手がかりを集めて時刻と場所を特定する必要があり、最悪はしらみつぶしのように遡行を繰り返して特定をすることになる。
また、物の持ち運びはできず、使い道としては現時点で過去の情報を得るだけのものとなっている。
前述の通り過去の出来事に干渉をしても本来のルートに変化は起きない。
○ミライリード
未来へと跳び、今後自分や周囲になにが起きるかを予測できる。
が、わずかな変化でルートは細かく分岐をするので正確な未来予知はほぼできない。
事件事故などの人が関わるものを除く、小さな変化を無視できる規模の大きな自然現象の予知ぐらいにしか使えない。
○クロスルート
枝分かれしているルートの、同時点のもの。並行世界に跳べる。
選択肢の違いにより生じたもしもの世界を把握することができて、使い道によっては状況が似ている2つのルートを無理矢理つぎはぎにして1つのルートにする『現実改変』が可能。
(わずかな体の運び方の違いで、『相手の攻撃をぎりぎり紙一重で躱した』、『相手の攻撃にぎりぎり当たってしまった』の2つのルートがあったとして、使用者が両者の違いは軽微とみなすことで後者のルートはなかったことにしてしまう。応用して、集中が続く限りコイントスで同じ結果を連続して出すことも可能)
○レジスタート
刻のシリーズの根幹となる1本。
過去、未来、現在(並行世界)に跳んだ時の出発地点を記録し、帰還するための『道しるべ』となっていて、帰還する機能も備えている(パストサーチなら一方通行で過去に行くだけで、引き返す手段はない。同時点の移動となるクロスルートは除きミライリードも同様)。
理論的にはパストサーチとミライリードがあれば帰還できる可能性はあるが、別の時代で活動している間ももちろん出発地点の時は進んでいて、コンマ何秒のずれも許容されないのでほぼ不可能。
異なる時代での活動時間は限られていて、およそ一日が経過すると謎の力で絶命する。
前述した3本に共通して、本来の時代のそれぞれの所有者が異なる時代から来た同じ四竜征剣を持つ者を強制送還できる『優先権』という機能があって、それを利用して帰してもらうこともできる。
しかし行きで使った四竜征剣を紛失することとなる場合がある(移動に使った四竜征剣(Aとする)を移動先の人物に手渡し、その優先権で出発地点に帰してもらうと、移動先にAは置いたままになる。移動先にAを持っている人間がいる場合は問題ないが、信頼できる者や自分自身でない限り、生殺与奪の権利を握られていることになる)。




