#160ー前編 ま と も な の が い な い
「……冒険者ってこんなこともするのか?」
簡単に設置されたテントの中、テーブルに大量に並んだ野菜、そして大きな寸胴鍋を前にして、アルは腕を組んでいた。
「冒険者はなにも、野や山へ出て害獣討伐に採取をするだけじゃないんです。こういう社会貢献も大切な役目ですから。知ってます? アルさんはなんだかんだニコルさんみたいな他の冒険者、うちの船員とかにもよく知られてるんです。あまりよくない印象で」
「……なんで?」
「『何もしてない何でも屋』って。僕もフォローはしたいんですけど、その……事実じゃないですか」
「あー……実は幻の役割、かの『SINOBI』だとか言ってごまかしといてくれ。どこかのお姉さんみたいに」
「バラしたら意味がないんですけど……ともかく、今日はその名誉回復のために、この炊き出しに協力をしてもらいます」
アルがオルキトに呼び出されたのは、小さな祭りの炊き出し会場。
冒険者らしからぬ振る舞いが、にわかにネラガにいる同業者に知られている事態にいてもたってもいられなくなった、という理由だった。
言っても聞かないと判断したアルは観念して、他の面子を確認した。
「……レーネかあ」
「なによその言い方は」
普段のつばの広い帽子を三角頭巾に着替えた、魔法使いの少女レーネはアルの言葉にむっとしながら言葉を返す。
「サジンさんとコトハさんは別のを作りに行ってますからね」
「私もそっちが良かったのに……」
アルにオルキトという、『星の冒険者』における男子組に混ぜられて、乗り気でなかったアルにも負けないほどレーネは不満顔であった。
「で、コトハの知り合いが1人と」
「おい待て紹介が適当過ぎる」
「シオンだろ? アルさんは1回見た物書きの顔は忘れない」
「これだからジフォンの奴等は……」
ずっと『星の冒険者』の面々から距離を取っていたシオンが、それをきっかけに輪に入っていく。
そして改めて自己紹介をした。
「シオンだ。普段は物書きをしている」
「ん? 普段は、って?」
「あー……いや、こういう行事にはただの一般人として参加しているということだ。決して冒険者ではない」
「ふーん」
「あと敬語も特にいいからな」
『たまにレーネって鋭い指摘をするんだよな……』
シオンは過剰にならない程度に、『魔法少女ぶらうん』という正体を隠したのを、アルは見抜いていた。
「そうですね。確かに父さんの仕事場で見かけたことが無いです」
「じゃあさアル。どういう経緯で知り合ったの?」
「あ、確かに」
「……待て待て。おいおい話すから、今は作業に集中するぞ」
追及にはオルキトも便乗してきて、アルは一方のシオンからの圧力を感じながらもその場をやり過ごした。
◇
アル達が作ることになっていた料理はケンチンジルなるもので、何十人前となる炊き出しとなると食材を切るだけでもすっかり時間を使ってしまった。
「どうした? レーネ」
火の通りにくい食材から煮込み始め、一同は一段落しているとレーネだけは辺りを見渡して何かを探していた。
「ほら調味料を量るさじが無いな、って」
「炊き出しだろ? 瓶か袋みたいな容器単位で入れるもんじゃん。そんなのいらないだろうし、さじの1杯や2杯の調味料なんて、ネラガの人間にはわからねえって」
「アンタねえ……まあ、でもそっか」
「レーネさんそれはどっちの納得ですか?」
アルの軽口をまさか本気にはしていないと信じていたが、オルキトは一応疑った。
「というかネラガに限らずそんなのを判別できる人間なんていませんよ」
「どうする? 息抜きにちょっと試してみるか?」
「はい?」
「さっき言った通り、レーネに何か入れてもらってさ。それを俺が当ててみせるとか」
「ええ……」
「シオンはどう思う?」
アルにはそんなつもりは無かったが、秘密を知られているシオンにとっては同意を強要する言葉にもとれた。
「少しだけなら付き合ってやろう」
「あ、意外な反応が……でも、すぐに済ませますからね」
「じゃあレーネ、適当なのを一さじ入れてみろ」
シオンおよびアルとオルキトからの視線に促され、レーネは困惑しつつも頷いた。
やがて鍋のそばにいたレーネの方から、ぱしゃっと水音がする。
「って、初めに元の味を確かめておかなくちゃ──」
つい単純なことを失念していたことに気づいたが、それよりも。
アルは別の異変──強烈な甘い匂いに意識が向く。
「おい、何を入れた」
「え?」
きょとんとした顔で固まるレーネ。
そこへ近寄っていたオルキトが代わりに答えた。
「……バニラエッセンスですね。ちゃんと一さじぴったり」
「アレをさじ一杯!? って、いやあの数瞬でか? え?」
本来は一滴ごとで振りかけられるように設計されている容器のはずだったが、いったいどういう手段を使ったのかとアルは詳しく見極めようとする。
だが、まるで揮発性の強い溶剤や酒類かのように立ちくらみをしかねないほどの威力で、それは容赦なく鼻孔を攻撃してきた。
◇
「……だめ、だよね?」
「だめ……でしょうね」
完全に廃棄確定となったそれの前で、レーネはばつが悪そうに俯いている。
目を閉じても嫌でも迫ってくる悲惨な事態、それを引き起こした原因にオルキトも少なからず責任を感じていて、咎めるというよりも同情する口調で返事をした。
不幸中の幸いか、アル達のテントは会場から離れたところにあって事件は一行だけが把握している状態だが、それも長くはもたないともわかり切っていた。
「とりあえず、僕の方から責任者に相談をしてきます。まだ材料に余裕があって、作り直せるなら早めにしないと……」
「ああ、そうだね」
レーネは無言の代わりに強く頷き、シオンも一言そう口にしてオルキトの意見に賛成した。
ただ一人、待ったをかける者がいた。
アルだ。
「レーネ。とりあえずここに書き出した食材を可能な限り集めてきてくれ。時間は多少かかってもいい」
メモを渡されたレーネははじめ戸惑っていたが、アルの考えを察したオルキトにシオンがうまく立ち回ることでやがてテントの外へと立ち去っていった。
「で、どういう考えだ?」
今ももうもうと甘い匂いを漂わせる鍋を一瞥してから、シオンはアルにそう問うた。
「ああ、鍋には今、にんじんとかぼちゃが入っている状態だな?」
「そうだが」
「どっちもスイーツに使われることがある食材だ。そこで俺は考えた」
「……」
「おそらく史上初、スイーツ鍋なるものを創り出そうと」
「だめだコイツ」
呆れたシオンは、およそ創作でしかしないような大仰な仕草で今の気分を見せしめてから適当な椅子に腰かけた。
「ちなみにアルさん。包丁の扱いは問題無かったですけど、料理の腕は?」
「日ごとに変わる自由さ、ライブ感に定評がある。2度は同じ料理は作れないな」
「……ああもう! 僕もう運営に掛け合ってきます!」
「待て待て! ちゃんと策はしかけてあるから」
「策? ですか」
はじめから疑うことは簡単だったが、無謀と言い切るには策とやらの内容を聞かねばならず、オルキトはアルの考えを聞くことにする。
「レーネにはメモを渡しただろ?」
「そういえば……でもあれは時間稼ぎでは?」
「ああ、いろいろ試行錯誤してだめだった時の最終手段にするから、いい頃合いにするためにもな」
「それで最終手段というのは?」
「匂いがきつめのチーズ類一式を頼んだ。匂いはもちろん上書きされて、味もたいてい保証されてるからゲテモノだけどしょうがない、っていう体で押し切るつもりだ」
いちおう試行錯誤はしてみるんだな?、とシオンは迷った末に折れて、オルキトも、様子を見てだめだと判断したらすぐに作り直すことを条件に承諾した。
「まあこれだけ量があるんだ。調整は別々に取り分けて味を比べるぞ」
「へ? そうだったの?」
ばちゃばちゃばちゃ。
アル、オルキト、シオンが慌てふためくも空しく、強烈な匂いを放つ大量のチーズ類は鍋の中で溶け消えた。
◇
「……ちょうど近くの農場で働いてるって人が、お祭りで店を出すとかで……」
「ああ、もういいぞ。レーネ」
普段のレーネなら、勝手に仕切らないでよ、と張り合うものなのだが、組んだ指を額に当てて背中を丸めているアルの異常な様子を悟って、よそに目をそらした。
「……次こそ最終手段だ」
「やめとけ、アルよ」
「頼む、聞くだけ聞いてくれ」
シオンになんとか頼み込み、アルは独自の理論を語り出す。
「オルキト、『BLT』は知ってるか」
「ええと、サンドイッチのことですか?」
「そう。ベーコン、レタス、トマトの組み合わせだ」
「それがどうかしたんですか?」
「誕生の経緯は置いといて、だ。BかLか、もしくはTが、もとあった2つにはまってできた奇跡の組み合わせになる。そしてこの状況……どう見る?」
「まさか……え?」
「ああ。あのカオス鍋にぴたりとはまる『X』が存在する──」
「いや無いだろ」
「うん。無いでしょ」
アルの理論はシオン達にあっさり否定された。
オルキトはそれを見て決心がついて、さっさとその場を後にしようとした。
「あ、待ったオルキト」
「アルさん。今は急がないと……」
「いや違うって、前髪にゴミが」
「え? どこです?」
ちょいちょいと前髪を払うオルキトに、やれやれといった様子でアルは顔を近づけるように促す。
「ほら、目閉じる」
「ん」
「軽く左右に顔揺らすー」
「んーんー」
「口開けるー」
「あー……ん?」
「はい、さっきの考えを踏まえてー、感想を述べること」
「もがっ!?」
ただでさえ酷い匂いのものを、さらに口に含むと威力はぐっと跳ね上がったようでオルキトは目を回して悶える。
「いらないものじゃない、必要なのを見い出せ! Bか!? Lか!? Tか!?」
「び……べあぁぁぁー……」
声にならない呻き声をあげて、オルキトは倒れ伏せた。
「くっ……貴重なネラガ人の味覚をここで失うとは……」
「お、おい待て、自然と私の番にしようとするなよ……?」
身の危険を感じたシオンは後ずさる。
アルは、レーネがオルキトの元に行ったのを確かめてからこそこそと質問する。
「いや、シオンならいざとなれば、ほら……」
「別人格が犠牲になって助かる展開、は無いからな?」
「な……に……?」
「その反応やめろ。というか、オルキト1人失ってわかったのは、今の段階では希望無しってことだけだぞ」
多少甘い辛いなど、調味料による調整で解決できる事態ではなく、もっと劇的な変化を要求されているのだった。
「レーネ。オルキト、そしてシオンのためにも慎重に進めていくぞ」
「わ、わかった……」
しれっとレーネを懐柔していたアルに、思わずシオンは頭痛を感じた。
それから思い切りため息をつく。
「……まともなのは私だけなのか」
◇
「ドノクチガイウカッ!」
「すごいくしゃみ!」
アル達がいるのとは別のテントでは、妙なくしゃみをしたコトハ、それにびっくりして目を丸くしていたニコルの姿があった。
そしてその傍らではむっとした顔のサジン。
「ちゃんとテーブルから離れてた。あー、もう一度手も洗ってくる」
きちんと手を洗ってきたコトハが戻ると、よし、と納得して表情を緩めた。
「いやー、風邪? 大丈夫?」
「ううん。どこかでなにかすごく強烈な違和を感じた気がした……」
「やっぱアル君達のところかな」
「うーん」
「こら2人とも、口じゃなくて手を動かすんだ」
サジンに注意され、コトハ達はパン生地を練る作業を再開する。
こちらもアル達と同様に炊き出しの協力をしていたのだ。
「お疲れ様、みんな」
「あ、オルフィアさーん。見ての通り頑張ってますよ!」
そこへ、主に事務系の業務であちこち回っていたオルフィアが顔を出す。
ニコルはちゃっかりしていて、オルフィアの訪問に対してぴんと背筋を伸ばした。
実際、たまにコトハ達にちょっかいを出したりしていたものの、業務自体はきちんとこなしていた。
「お願いがあるんだけど、1人ついてきてくれないかな。運びたい荷物があって」
「じゃあ私行きまーす! タメ口にさせてるけど、私はサジン達の先輩だからね!」
立候補したのはニコルで、ちらちらと何かを求める視線をサジン達に送る。
遠回しに賞賛の類を要求していて、サジンにコトハ、それぞれに感謝をされると嬉しそうにオルフィアについていった。
◇
「サジン、手際いいね」
「ん、まだ冒険者になる前だな。母の知り合いの店を手伝うことがしょっちゅうあって」
「焼きパン作ってたんだ」
「ああ」
『いや焼きパンってなんだよ』
それまでテンポよく動いていたサジンの手が止まった。
『イレギュラーにあたる蒸しパンはあるけど……わざわざ焼きを頭につける理由はあるのか……?』
単にジョークか、もしかしたらコトハの故郷、ジフォンではそういう習慣が存在している可能性も疑うが、それを確かめようにも同郷のアルがその場に不在で、サジンは数秒固まってから。
『いや、普通に聞くか。こういう時に限っていないんだからな……アルの奴』
そのジフォン組を別々にしたのは他でもないサジン本人だったのだが、やれやれとコトハの方に向き直る。
『でも言われてみれば、焼き肉に焼き魚とか、焼き餅もそう言うな……って、焼き餅は意味が違う──』
その時、サジンの頭にびしっと衝撃が走った。
『違う。これはジョークじゃなくて、コトハからの秘密のサイン──鍵は『やきもち』か』
脇にいたコトハにちらちらと反応を見られていたのに気づかないほど、サジンは自分の世界にはまっていた。
『やきもち、つまり嫉妬のこと。向こうの集まりにそのやきもちの対象がいるんだよな』
サジンの思考は猛スピードで加速し、今までの経験を基にして結論への道を創り上げていく。
『まず宿屋で部屋を共有していたアルを婚約者と勘違いしてたが、これは違った』
アルは除外。
『その後、アクセサリ屋でレーネがエンゲージリングを見繕っていたかに見えたが、これも勘違い』
レーネも除外。
『これらはアルがはっきりと明言したからこれは確かだ。となると残ったのは──』
サジンはシオンが合流していたのは把握しておらず、そうなるとおのずと1人に絞られた。
『オルキトか──』
完全に推理できた。
これまでに感じたことが無いほどの達成感に、サジンは口元をほころばせていた。
そしてコトハは心配そうに眉をひそめている。
『つまりこれは、『意中のオルキトと別々になってしまって、代わってその場にいるレーネにやきもちしてしまっているよ』というのを伝えたかった……』
そこでようやくコトハの視線に気づき、その目にある感情を全くの見当違いに受け取ったサジンは、無駄でしかなかったのだが毅然とした態度をとって声をかけてやった。
「まあ、なんだ。息抜きも大切だからな。私のことは気にせず、そう何も気にせず向こうの様子でも見てきてやったらどうだ?」
「あ、うん……一区切りついたらにしようかな」
「なっ、パンより大事なものは無いのか!」
「ええ……」
軽いジョークを適当にあしらわれていたコトハは、やや不満気だった。
◇
「そうだ。もしかしたらこの事態を解決できるかもしれない。期待はするなよ。それと、レーネを借りていく」
シオンはおもむろにそう言って、立ち上がりながらアルに目配せをした。
「ん? どうした?」
返ってきた間抜けな返事に対し、ずかずかと距離を詰めていく。
「察しろ。本人の前だとはばかられるが、もうアレは諦めて次のものを作っとけってこと」
「あ、そういうこと。なんだコイツって思ったぞ……」
「あのなぁ……とにかく、わざと遠回りしてくるからさっさと済ませろよ。本人のためにはならないが、なんとかなった、とか言ってやれ」
注意しなければ気づかないほど、段々と深刻な表情になっていくレーネを、シオンは彼女なりにフォローしていた。
「しかしなあ」
シオンとレーネが出かけていき、オルキトはいたが意識不明の状態なので実質1人きりになったアルは腕を組んで唸る。
「この×××××(※とても汚い罵倒)を処理するにもいかにバレずにやるんだよ」
強烈な匂いのそれは、レーネはもちろん、他の何者にもバレないように捨てるのは極めて困難である。
「もちろん食べ切ればいいんだけど、量が量だけにオルキトの腹じゃ足りんし」
「ねえ」
「あ?」
無抵抗状態のオルキトに限界まで詰め込もうかと目算で見ていると、ふと何者かの声がして、アルは振り返って、そこに白い毛の塊を見た。
「うおっ!? ツバキ……さんか」
テントという半個室で、オルキトが気を失っていることを確認していたらしく、ツバキは堂々とヒトの言葉を発している。
何をしに来たかと問いたかったアルだが、ツバキに対して無視できぬ違和感を抱いて別の問いをする。
「……食べます?」
「ええ。聖獣の私にふさわしい馳走の匂いじゃない」
匂いだけで興奮して尻尾を振っていたツバキの前に、鍋の中身をたっぷりとよそって出してやる。
がつがつがつがつがつがつがつがつがつがつ。
「あら、言わずともおかわりを差し出すなんて、殊勝な心がけね」
「いやあ、そりゃもう日頃の感謝をできるまたとない機会ですからねー」
「ふふん。気分がいいから、今はそのお世辞も素直に受け取ってあげるわ」
がつがつがつがつがつがつがつがつがつがつ。
◇
「戻ったぞ。いくらか珍しい調味料を調達できた……って、これは──」
手ぶらのレーネ、それとがっちりと荷物を確保したシオンがテントに帰ってくる。
そしてシオンは本来あるべき姿になっていた鍋の中身を見て驚いていた。
「え、すご。これアルがやったの?」
「待てレーネは近づくなよ? ああ、いろいろあって、俺の奇跡的な手腕で再生させた。ほら、味見」
「……お、本当だ」
「まさかこんなことが……」
レーネ達は揃って驚いた顔をしていたが、シオンはすぐに難しい顔に戻った。
「なあ、アレはどうした? いちおう時間は稼いだが処理できたのか?」
「物好きが平らげてった」
「……アレを?」
頷いたアルはそれから、小声で注意をする。
「この件の詳細は一切口外禁止にしてくれ。奴は食後、気分良くスッパスッパと改めて作る料理の食材を切って手伝ってくれたんだが、万が一失敗作を食わされたなんて知ったら俺がスッパスッパされる。もう2倍の速さで」
「ん? 2人組なのか知らんが、なんだそのやばい奴は……ちなみにどんな見た目だ?」
「白い毛の女、とだけ言っとく」
「……もしかしてそれ、人間じゃないんじゃないか?」
「や、やめとけやめとけ! あんまり関わると死ぬまで追ってくるぞ!」
鬼気迫るアルの雰囲気に圧され、シオンはそれ以上なにかを聞くことは無かった。
ともあれ、無事に炊き出しの業務をこなすことができた『星の冒険者』およびシオン達であった。
次話は明日の5時投稿です。