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あのイケメン魔術師が 4

あれからレタリブへ戻り、仕事をニールサに任せつつ、のんびりとしていた。

ニールサは気を遣って私に布のぬいぐるみをくれた。 あら? いい子じゃない?

それもあの「フランソワ・キュテ・ツール」のもの。

フランソワ・キュテ・ツール…可愛い小物やぬいぐるみを扱う、帝国一可愛いが揃う店である。 私が帝国にいた時からの老舗人気店で小さい頃からよく買ってもらっていた。

私がヤードの婚約者となってからはお忍びでよく通ったわ。 そして、ナーヤハにいる時はここのカタログを商人を通じて手に入れていたわ。

そうね! 帝国にいる間はまた通えるじゃない! 今度リリー連れて行こう!!

と考えていたら、ハリーがこちらを厳しい目で見てきた。 そしていつの間にか私の、背後に…って、さっき、ニールサの背後にいて、何か呟いてなかった??

「師匠、無駄遣いはダメですよ?? 今朝もお金減ってましたから、後で話し合いましょうね?」

…ハリー、怖いよーー。

そんな中、突然、店の扉が開き、幼なじみのアルが来た。

そして、色んな情報を私に教えてくれた。

そして、面倒なことも。

その面倒事の解決のため、ニールサを街へやる。

「ナナって、面倒くさがってた割にはリザルトのことも思ってくれているよな。」

ニールサが店を出た後、アルは私に言った。

「…そうかしら。」


アルの気持ちはわからないけど、関わったことのある人、そして、人間として良い帝国民がここに苦しめられてる事は気分がよくないわ。

ジュリエッタの件もそう。 あの子は覚えてないけど、幼い頃のあの子に会ったことがある。 小さい頃にあの子がガイオ氏と城へ遊びに来ていた時、ほんの少しだけ、用事のあるガイオ氏に変わって世話を見たことがあった。 その時、くるくる回っていたり、私に一生懸命話をするお嬢ちゃんだった。

無邪気な少女だったが、その時から外見の色気は半端なく、胸もね…私より、もう……。

とにかく! そんな彼女がもしも苦しいなら助けてあげたいって思うのが普通でしょ?

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