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あのお店、開店です 7

ナナージュたちのお店、『レタブリ』がオープンした。

第三騎士団大佐長の俺がいたら目立つので通りに隠れて見守る。

しかし、あれだけ派手に宣伝したにも関わらず、客足がいまいいち。

昼過ぎまでに2人ほどしか来ていない。

まぁその客は大変満足した顔をして帰っていった。


ここに長居するわけにもいかないので店の様子は後でニールサに聞くとして城下街の巡回へ。 

いつもはニールサと出かけるのだが、1人で、というのは久しぶりだ。

その間にも街の人が声をかけてくれる。

「アルファド様、うちの串焼き食べてって!」

やら、

「この前は助けてくださり、ありがとうございました!」

や、

「あー、相変わらずいい男だねぇ。 うちの旦那や息子とは大違いだ。 やはりラシュザ家は違うねぇ。」

など、様々だが、ここの帝国民は優しい。 俺にも気さくに声をかけてくれている。

もちろん、その中での情報を得ることも仕事だ。


「あ、アルファド様!」

1人のどこかの貴族の使いと思われる使用人の格好をした女が声をかけてきた。

「いつも、お疲れ様だな! どうした?」

「は、はい。 ジャコモ様が裏の定食屋で待っているとのことです。」

「わざわざすまんな。」

「いえ、ジャコモ様の為ならば!」

…あの女、いつのまにジャコモガールになったのか。 確かに胸が膨よかであるが、先月は少なくともそんな感じでなさそうだったが。

ジャコモ、一体どこまで手を出しているんだ!

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