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あの人の頭の中 7

翌日、ニールサ君に伝えた通り、時間を見計らって主大門へと向かう。

そうしたら面白いものが見えた。

あのナナージュの姿だ。 水晶玉越しではあったが、懐かしい気持ちでいっぱいだ。 髪色や雰囲気は違っていたが、喋り方が小さい頃のように生意気に戻っていた。 そして相変わらず残念な胸。


ナナージュをこちらに呼ぶことに成功したのでどうやってあいつを駒にしてやろうかと考えていた。

そのために出かける。

そしてふらっと街へ出た。

可愛いふわふわちゃんたちとの交流だ。

ふわふわちゃんたちは時に有意義な情報も提供してくれるのだ。

あるふわふわちゃんが面白いことを教えてくれた。 「バジアミン家の男爵夫人、最近、若い男の子を買っているらしいわよ。」と。 あのガマガエルな容姿の夫人、元気なことだ。 そうしたら隣のふわふわちゃんも、「夫人は最近、健康に気を使ってるらしいわよ、疲れやすいんですって。 この間はよく聞く薬草の話をお茶会でしていたわ。」と教えてくれた。

何とも使える話しではないか!? さすがふわふわちゃん情報網。 美青年をバジアミンへ放り込めばいい。

ちょうどこっちの駒は顔立ちがよく、胸がないのでどう見ても美青年だ。

ナナージュの顔を思い浮かべたらニヤニヤが止まらなくなった。

私の隣のふわふわちゃんが「あらー、ジャコモ様ぁ、また、悪いことする顔してますわよ。」と私をからかった。 可愛すぎるのでふわふわちゃん達と目隠しをして鬼ごっこした。 いやぁ、最高だ!

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