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あの口寄せは 7

『ナナとも話したいことがあるのでまた後日、連絡をとりたい。』

ハウルド王が話す。

「承知しました。」

『さて、次はガイオ君に変わろう。』

「恐れ入ります。」


次に水晶玉に映し出されたのはガイオ殿だ。

「この度はありがとうございました。」

『いやいや、こちらに来てよかったよ。』

「ジュリエッタ様ですが、危険が迫りましたので第三の者と仮結婚をさせていただきました。 そしてあの土地の件で不正の証拠が見つかりました。 こちらとしては裁判を起こそうかと考えています。」

『…色々すまないな。  ジュリエッタも守ってくれてありがとう。 裁判となると時期はお前の考える時期がいいだろう。 お前のことだから一気に叩き潰そうと他のことと一緒に証拠でも集めているんだろう。 ところでジュリエッタの仮の夫となったその男は信用できるのか?』

「えぇ、彼はナーハヤ出身で…」

『あぁ、彼か。 入ってきたばかりの時に見かけたことがある。 確かにナーハヤ出身なら横槍も入れづらいだろう。』

ガイオ殿に賛同をもらえた様だ。


『ジャコモ、私はいつ帰ればいいか?』

ガイオ殿が聞いてきた。

「当分はそちらでお過ごし下さい。 …王とも仲良くしているみたいなので。」


『おぉ! ガイオ君はチェスが上手いから楽しいよ!! いい友人ができた気分だからな。 ナーハヤ国民になってほしいぐらいだよ!』

横からハウルド王が水晶玉を除いてニコニコしながら言った。

相当馬が合うらしい。


『それではまた頼む。』


こうして王達とのやりとりが終わった。


「ハリー君、ありがとう。」

「いえ、お役に立てて何よりですが… こんな重要なこと、私も知る形となってしまったんですがいいのでしょうか?」

「ハリー君は執事としても完璧じゃないか。 口は堅く、表情にも出さない。 君が適任なんだよ。」

「お褒め頂き、光栄です。」

「お礼と言っては何だが、ラシュザ家で大体伝わる成長にいいとされるドリンクをご馳走しよう!」

「本当にありがとうございます!!」

ハリー君の目がキラキラしていた。

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