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game 13:ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神 ゲーム紹介

 こんにちは、(かど)八降(やつふる)です。

 今日は『ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神』というゲームを紹介します。


 少し変わったこのゲーム、見た目は単語帳のような感じで、手のひらに収まるくらいの大きさです。ちょっと分厚いけど、ポケットにも入ってしまう。

 ゲームボードもないですし、カードもありません。テーブルに座って遊ぶゲームでもない。これはボードゲームなのか、そもそもゲームなのか、と悩んでしまいたくなりますが、これでも確かにゲームです。


 この本のページをめくると、『どこで』『なにをする』という言葉が別々に書かれています。それを一ページずつめくればそれがさんぽ神からの『おつげ』です。

 例えば『どこで』であれば『オシャレな街で』なんてものもあるし『適当に30分歩いて』なんてものもあります。『なにをする』も様々で、『スイッチやボタンを探そう』というものや『子供の遊びをしてみよう』なんてものも。

 散歩のときに『おつげ』に従えば、散歩がちょっと楽しくなる。自分にルールを用意することでちょっとだけ景色が変わって見えたり、楽しいことが増えたり、今まで気付かなかったことも見付かるかもしれません。

 時間があるときに『さんぽ神』を持って遊びに行っても良いですし、いつもの帰り道でちょっとだけ気分を変えるために使っても良いかもしれません。

 見付けたものの写真を撮ってSNSにアップするのも楽しいと思います。あるいは、遠い場所で連絡を取りながら、同じ『おつげ』に従ってそれぞれで散歩するのも面白そうです。

 勝ち負けはありませんし、遊び方も自由です。気楽に遊べるのも良いですよね。


 つまり、『ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神』は、現実の行動をゲームに変えて、ちょっとした行動を楽しく過ごそうというタイプのゲームです。

 こういう行動って、子供の頃は自然とやっていた気がします。

 例えば、白い線の上だけを歩いて学校から帰るとか、並んだタイルの特定の色だけを踏んで帰るとか。あとは影のないところを移動するときは息を止めて走る、なんかも。

 それから──あれ、傘で何かと戦いながら帰ったりとか、しないですか……? 人による……?

 あ、いや、さすがに今はもう、傘で戦ったりはしないですけど。子供の頃の話ですけど。

 でも、このゲームを遊んでいると、その頃のそういう気分を思い出します。だから、自分にルールを作ってそれに従って遊ぶって、そんなに不思議なことじゃなくて、案外みんなやってることだったり、やったことがあることだったりするんじゃないかなって思うんですよね。




 こういった現実の行動をゲームに変えて楽しむゲームだと、他には『きょうの勝ち』というゲームもあります。

 このゲームに入っているのはお題のカードとカードスタンド。そのカードを一枚めくって、出てきたお題を達成したら「勝ち」。

 お題は例えば『深呼吸したら勝ち』『寄り道したら勝ち』という感じです。

 いつもの帰り道でふと思い出して寄り道をして、「これで今日は勝ちだ」と思うとちょっと嬉しくなるような、そんなゲームです。


 他には、ボードゲームとして売られているものではないですが、『おさんぽBINGO』というのもあります。ビンゴカードになっていて、そこに書かれているものを散歩中に見付けたら穴を開けられます。それが一列揃ったらビンゴ。

 これも散歩がちょっと楽しくなる遊びです。


 こういうものもゲームなんだって思うと、楽しいことが増える感じがあって、そういうのって良いなって思います。

 ルールがあることで、いつもの行動がちょっと楽しくなる。そんなゲームの紹介でした。




『ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神』


・プレイ人数: 何人でも

・参考年齢: 何歳でも

・プレイ時間: 何分でも




『今日の勝ち』


・プレイ人数: 1〜99人

・参考年齢: 3歳〜

・プレイ時間: 1320分前後




『おさんぽBINGO』


(ボードゲームとして販売されているものではないので、情報は省略)


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