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エッセイに向いてないんだろう

 普段はあとから別の言葉に直している言葉もわりと残してみた。


 詳しくは知らないがちょっと前に「わたしの知らない言葉を使って作品作るのはマウンティング(意訳)」ってつぶやきがあったらしいけど、人間の思考ってホント千差万別……。知らない言葉を知るのって楽しいのにね。

 Web上の文字ならコピペ検索できるから、紙の辞書しか頼れなかった昔よりずっと簡単に、読み方も意味も調べられるのになぁ……。あ、同人誌だったっけ。それだと、便利さに慣れている人が昔の不便さに憤っていたってことになるか……。

 ちなみにPCで文章を書くようになると、手書きのとき漢字が記憶から出てきません(笑)。あるあるだよね。

 別枠で投稿したエッセイ、『ジェンダーギャップってあるけど』

 この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n7207gu/

 閲覧、評価、ブクマ、ありがとうございます。これを書いて、寝かせている間に感想もいただいた。ありがとうございます。うれしい。


 冗長だったかな、五千文字……。日本のジェンダーギャップは、男性が女性に(自分への)母性愛求めてる部分じゃないの? ってだけの話です。世の中の女はあなたの母親ではないし、無償の愛なら女だってほしい。母性的な愛と献身、受け取ることが当たり前なのは子ども時代で終了なんだよ、残念ながら。子どもや後進を育てる世代は、男性も女性も与える側。で、自分が欲しいなら配偶者と話し合って、お互いに与え合おうってことです。他の人でもいいけど話し合い難しそう。

 ちなみにわたしは自分の世話で手いっぱいなので、他人の面倒など見られないし、他人に(こんなわたしの)面倒を見てもらおうとも思えない。上のエッセイで『瑕疵あり物件』って辛辣な言葉使ったけど、もちろんわたし自身もでっかい瑕疵ありだよ。



 投稿については、「いろいろ読んで何度も書き直してわたしの名前で責任もって投稿してるので!」って気持ちが、「反論する可能性があります」って言葉を書かせるんですよねぇ……。「この作家へは気軽に感想を書けない」と思われたとしても、ろくに内容吟味しないで絡んでくるやつを遠ざけたい。「感想欄わたしの作品内なので」みたいな意識ある……。フランクなのがキライだとは言ってない。

 時間も手間もかかっている作品を認めてもらいたいのは作者だ。どうしたって認知バイアスのかかる思想はともかく、言葉の解釈や意味はきっちり調べて間違ってない確信を得てから、わたしは投稿している。その思想の部分なら反論、異論は当たり前だと思っている。それに、無謬であるとは言えない。

 それからもちろん、あなたの名前であなたが投稿する作品ならば、わたしが口を出す問題ではない。自分の名前で好きに書けばいい、読まれても読まれなくても『わたしみたいに』。


 言うまでもないことだが、感想書くのも、いいことだと思うんだ。わたしは自意識が邪魔してうまく書けないけど、どんなんでも感想ほしいって人がいるわけだし、投げたボール、投げ返してくれるような感想いただくのは実際にうれしい。しかし「わたしすごい」って言われたいなら、自分で作品を作って投稿してくれ、他人への感想ではなく。文章書きのくせに、まさか無意識なのか?

 さいわい、わたしの作品にはあれ以来、相性悪っ、って感想はついてない。書き手としてかなり性格悪いこと言ってんのに、ありがたいことです。初めて他人の目にさらしたエッセイの、初めての感想じゃなかったら、ここまで引きずらなかったかもしれない。けどわたしは寛容ではいられなかった。きっと他の作者さんは、もっと広い心で受けとめているのでしょうが。

 だからもう心の底から、感想をくださる読者様、本当にありがたく思っております。感想返信がへったくそなのは、大変申し訳ないのですが、生ぬるい目で見守っていただければさいわいです。感想の取り下げもご自由にしていただいてかまいません、悲しいけど。自意識と戦っているんです……。感想書かなきゃよかったって思わせたくない。そんなこと考えている方が失礼。「そんなん考えてたら何も書けない、何も書かない方がましなんじゃ?!」って臆病さと戦っています。



 他者とのコミュニケーションというキャッチボールを苦手だと感じるわたしは、(自分比)とてもがんばってキャッチボールをしている。しばしば暴投する(あさってに飛ぶ)けど。

 わたしにとって、小説(や文章)を書くという行為は、作品作りだ。陶芸とか絵画とかみたいに、自分が納得するものを仕上げるという行為。誰かと好きな作品の感想を共有する、コミュニケーションの手段だったことがない。二次創作はできない。

 出来上がった作品は、「うまくできたから見て!」って展示したい。「これ好き」って言ってもらえたらとてもうれしい。「これキライ」「ふーん(無関心)」はしかたないけど、そういう反応を見ちゃったら悲しい。でもしかたない。次の作品に生かす。現実問題、売り上げ関係ない素人の作品だ。一人でも「これ好き」と言ってくれたなら、その作品は『成功』だと思うんだ。


 人の作った物語や物語世界が好きでも、それを書いている作者の人となりには、わたしはほとんど興味ない。たぶん投稿する立場でも、同じようなスタンスでいる。作者と作品は別のもの。読みたい人が読めばいいし、読んでどんな感想を持つのも自由。ただし、称賛も誹謗も作者とは関係ないところで行なわれるもの、みたいな。

 しかし世の中の常識的には、Webの発信はコミュニケーション(やりとり)を求める手段なの? それとも、エッセイというものがコミュニケーション(他者の意見を問うもの)なのだろうか? それから、「感想書いて()()()から()()()受け取れ」って思いながら感想を書いている人、1%未満よね?(絶対にいないとは言い切れないけどほとんど皆無よね? そういうのは本人に自覚なさそうだけど)

 どのように作品を読むか、なにを感じるか、なにを考えるかは、読者の自由です。感想を書く、書かないも、感想を送る、送らないも、読者の自由。



 しばらくエッセイを書きながら、修行という観点で人様のエッセイを読んで思うこと。

 

 自分の勉強した結果を『わたし自身』が得々と語るより、やっぱり自分の作品(小説世界)を作りたい。わたしにとって小説は『作者(という個)がいない』世界なんだけど、エッセイはもう完全に『自分』じゃないですか。エッセイを発表するって行為は、己の自意識や承認欲求と向き合う行為だな、と。生身の無手で見知らぬ世界に転移した気分……防御力なし。わたしが脆弱なんですけども。知識の提供は、自分語りと比較すればそれほどつらくない。小説投稿はかなり防御力高い。

 褒め言葉も、「作者すごい」より「この作品すごい」の方がうれしいんだよね、わたし……。さらには、「すごい」より「好き」の方が御しがたくてテンション上がる。そういうのが欲しいですってねだっているわけではなくて、目指す目標はそこかなという感じ。エッセイは「この人の考え方おもしろい」とか「知識量すごい」とかは作れるかもしれないけど、エッセイに対する評価の対象は『作者』じゃないですか。小説は、登場人物や設定や表現力他、いろいろあるけど。だからエッセイより小説の方が、わたしの目標への努力に向いている。


 エッセイの投稿がコミュニケーションなのかどうかはわからないけど、臆病者の(だからしばしば攻撃的な)わたしの社交性は仕事だけで品切れしてます。小説作ることで心のエネルギーを補充したい。他者の存在に一喜一憂はするが、他者との交流を求めて小説を書いているわけではない。自分のために書いている。

 わたしの時間はわたしの好きに使いたい。他人のペースで生きられない。たとえば交際とか結婚とか、想像しても喜びを感じられない。友達付き合いも年に何度か、ごはん食べに行くくらいで充分。寂しいとか孤独とか、思ったことない。いや、あるかもしれないけど、切実に人を求めた記憶がない。忘れちゃったのかもしれない。

 シゾイドでもアセクシャルでもいいけど、そういうのがいまのわたしなんだ。



 とりあえず、修行してみた結論。


 わたしの性格がエッセイ(の発表)に向いていないと思われる。文章を書くのは好きだけど、エッセイとして成り立っているのかどうかは知らない。無反応ではなかったから、読んでもらえるなにかは提供できたのかな。感想や☆やブクマ、ありがとうございました。今後も文章を書き続ける励みになります。




 まあまた書くかもしれませんが、とりあえず『あきのはエッセイ執筆修行中』はここで完結しておきたいと思います。

(自意識の発露なのでまあまた書くんだろうな……)


 特に他人の意見を必要としていないスタンスのまま行なっていた『修行』を最後まで読んでくださった奇特な読者様、ありがとうございました。

 またどこかでお会いできればさいわいです。


 しかしエッセイはつい攻撃的になりがち~……。人付き合いに距離を取ろうとするのは、近づくとザクザク斬りつけてしまうからなのかもしれません。他者に対して非寛容な自分がいる……。それを好ましくないと感じている……。結局は自分探しか。


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― 新着の感想 ―
[一言] この話を読んでみた感想としては、「エッセイは自己理解だな」と、思いました。自分の考えや思い、色々とあるかも知れませんが、自己を知れる行為?どのような表現が相応しいのか咄嗟には思い付きませんが…
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