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196話 威力の間違え方

前回比1,4倍(文章量)

暫しの沈黙の後、私達と組むみたいと言う男の子達によるジャンケン大会が開かれ、そして勝者が決まり、同時にその隙を突く形でジャンケン大会に参加していなかった男の子達は、クラスの中でも可愛いい、4人の魔法が使える女の子達をうまく捕まえたようで同じグループを組んでいました。


そして残された2組のグループがどうなるかは…。

…恐らく火起こしから苦戦を強いられる事になるんでしょうね…。


まぁ、今から誰かが魔法を使えるようになるかも知れませんが…。


健闘を祈ります。




と言うか、今さらなんですが、なんでクラスの男の子達って誰も魔法が使えないんでしょう?


20人も居るのに誰も魔法が…って確か魔法が使える人の割合って確か100人に1人とかでしたっけ?

お兄ちゃんの側に居ると忘れてしまいます。


でも、あの女の子達4人も最初は魔法が使えなかったような?



…って、あれ?


もしかして、今魔法が使える女の子達って…もしかして…。



「あーー!!」


「!!アリスちゃん!?、いきなりどうしたの!?」



「あっ、すいません。

ちょっと考え事をしていて…。」


「そっ、そう?ならいいけど…」

「まったく、ビックリさせないでくれよ…」

「「うんうん」」


どうやらミサキちゃん達をビックリさせてしまったようです。

今度は、ちゃんとお口にチャックしながら考えないとですね。


反省反省。



でも、あの魔法が使える女の子達4人の共通点が分かりました。


それは…たぶんお兄ちゃんです。

あの子達、お兄ちゃんの授業が終わった後、毎回お兄ちゃんの所に行って分からない所とかを質問しに行ってるんですよね…。


勉強熱心なのか…それとも、ただお兄ちゃんに好かれたいだけなのか…。


………まぁ、どっちでもいいですけど…。



その時に、ついでに魔法も教わった。

そして、そんな僅かな時間でも魔法が使えるようになってしまった…っと。


まったく、お兄ちゃんはいったい何を教えているんだか…。

自分の担当は科学で、魔法とは真逆の関係だというのに…。




「おい、そこのお前。ちゃんと聞いているのか?」


「アリスちゃん、指されてるよ?」


隣にいたミサキちゃんに肩をゆっさゆっさされて気が付きます。


「へっ!? あっ!はい!」


ヤバイです…、先生の話をまったく聞いてませんでした。


「そうかそうか。

それならお前に、この枯れ草に火を着けて貰おうかな。」


あぁ、なんだ、焚き火に火を着けるだけでしたか、それなら簡単ですね。

よかった、よかった。


「分かりました」

そう返事をすると、私は徐に立ち上がると指を『パチン』と鳴らし焚き火に火を着けました。


「火打ち石でも木の棒でも好きなものを使って…って、あちちっ!」


私は焚き火に火を着けると、それは思いの外強く燃え上がってしまい、焚き火の近くにいた先生のズボンに燃え移ってしまいました。


「そんな焚き火の近くにいると危ないですよ?」


そう言うと、私は再び指を『パチン』として小型の水球を作ると、先生の右足に向け放ちます。


「『バシャン』うぉぅ!?」

「『ドサッ』痛ってぇー!!」


水球は見事に先生の右足に命中しズボンに燃え移った炎の消化には成功。

しかし、水の勢いが少々強かったのか、先生は

強烈な足払いを受け尻餅を付いてしまいました。


着火の魔法も水球の魔法も、そんなに強くした覚えはないんですが…。


おかしいですね?



今年最後の更新

皆さん、良いお年を

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