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190話 裏口の使い方

189話を少し修正

「勉強…ですか…?」

「そのとおりですわ」


「…勉強………うん!賢い私には必要のないものですね!」

「…あなたのどこが賢いんですの?この前も簡単な足し算を間違えていましたわよね?」


リッカちゃんは呆れたようにそんな事を言ってきます。

はて?そんな事ありましたっけ?


「と、言う訳で、学校とはアリスさんのようなおバカさんを、多少まともな人に育てる施設ですねですわ。」


「ちょっと!おバカってなんですか!おバカって!!」


「あら?事実ではありませんの?」


「違いますよー!!」


私のどこがおバカなんですか!?





こうして、夜は更けていきました。






そして翌朝。


「おーい、来てやったぞー。」

そう言って私の家にずかずかと入ってきたのは、いつかのギルマスのおねーさん。


「いらっしゃいませ、お待ちしておりましたわ」


あれ?私は呼んだ覚えはないんですけど…。


「こっちの準備は終わったぞ、まぁ希望者殺到で採点するのに時間がかかっただけだがな。

合格者は貴族が大半だが、平民もそれなりにいるぞ。

勿論、貴族の裏口もそれなりにいる。」


希望者殺到?何の話でしょうか?それに裏口って?


「こっちも終わっていますわ、後はギルマスに確認してもらうだけになってますわ。」


ギルマスに何を確認してもらうんでしょう?


…と言うか、さっきから私だけ蚊帳の外にされてませんかね?


「そうか、それならさっそく確認させてもらおうかな。」


「はい、それでは案内しますわね。」




どうやら、皆で何かを確認しに行くみたいです。

よく分かりませんが、とりあえず私も付いて行って何を確認するかを確認してみましょう。





そして歩く事、数歩…。


到着した場所は例のお城…。じゃなくて、確かガッコウでしたっけ?


そして、お兄ちゃんとリッカちゃんの説明を受けながらギルマスはガッコウの中のをぐるりと1周…。

ちなみにガッコウの中は、同じ部屋がいくつもあり、部屋の中はたくさんの机と椅子が並んでいるだけの面白味のない所でしたが、コーチョーシツと呼ばれる少し小さな部屋だけは、壁一面金ピカになっていて、豪華な机と椅子に加え、ふかふかのベットまで完備されている素敵な部屋でした。


しかし、なぜあの部屋に(少し美化された)ギルマスのおねーさんの絵が飾られていたんでしょう?

入り口の真上の壁に飾られていたので、おねーさんは気が付かなかったみたいですけど…。


まぁ、それは気にしなくても大丈夫ですかね?



誤字報告ありがとうございます。


久しぶりに誰かに読まれているという感覚を確認する事ができました。

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