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魔王様が妻になる?

総合100ptになってました!

今後も頑張っていきます!

「「「魔王補佐?」」」

(名前の通り魔王の補佐ですね。)

「そんな方がなんのようでしょうか?」

「実は、魔王様が横井さんに会いたいとおっしゃっておられまして。」

「孝介、魔王と面識あるの?」

「いや、全くないのだが。」

「じゃあなんで孝介様に?」


ほんとなんでだろ・・・。あ!


「そういや魔王って日本人だって言ってたよな。それと関係があるのかもしれない。」

「そこまで知っておられるのですね。では一緒にきてくださらないでしょうか。」


う~ん。まぁ魔国にはいく予定だったしな。


「二人はどう思う?」

「孝介が嫌じゃなかったらいいんじゃないかな。魔王にも会ってみたいし。」

「私も孝介様が嫌じゃないなら。」

「そうか。ならついて行かしてもらうよ。」

「ありがとうございます。では、魔王様!お願いします。」


急に誰もいないところに話しかけたとおもいきや、空間に黒い穴が開いた。


「では、行きましょう。」

「は、はぁ・・・。」


そして、フリックはその黒い穴に入っていってしまった。

俺たちもつられてその穴に入っていくと、そこは大きめの広間のようになっていた。フリックの姿はいつのまにかなくなっていた。

しばらく回りを見渡していると、


「孝介、いや、旦那様ぁ~!」


突然、小学3年生ぐらいの少女が走ってきた。そして、


「うぉ!」


突然飛び付いてきた。が、とっさに俺がよけてしまったため、


ベチッ!


「うぅぅ、妾をよけるとはひどいのじゃ。」

「す、すまない。反射的によけてしまった。」

「なら仕方ないのじゃ。今度はちゃんとうけとめるのじゃぞ。」


といいつつまた飛んできたので、一応受け止めてやると顔の近くまで登ってきて、


「さぁ旦那様、妾と結婚するのじゃ。」

「「「えぇぇ!」」」

「急にどうした?てか誰なんだ?」

「それに急に結婚なんて、」

「やはり孝介様と面識があるの?」

(ご、ご主人様。この子は・・・。)


そのとき、突然フリックが現れた。


「魔王様!勝手に行動しないでくださいとあれほどいったじゃないですか。」

「仕方ないじゃろう。妾の旦那様がこられたと言うのに、じっとはしておれんからのぉ。」

「はぁ・・・。」


なんだなんだ、ついていけん。つまり、このちっちゃな少女が魔王なのか?それより、


「おい。旦那様ってどういうことだ?」

「旦那様は妾が日本人であることはしっておるじゃろ?妾は最初に出会った同郷の男性と結婚すると決めておったのじゃ。それに《天与》スキルを使って旦那様の性格は見させてもらっておるし、それも相まってさらに好きになったのじゃ。だから結婚するのじゃ。」

「お、おぅ。だが俺はまだ認めてないぞ?お前のことしらないからな。」

「そ、そうじゃったな。妾の名はリリじゃ。転生者で、自分に関わること以外では日本にいたときのことも覚えておる。名前がカタカナなのも自分の名前を覚えてないからなのじゃ。この世界に来たのは200年ほど前じゃが、転生によって年をとらなくなったみたいでの。ずっとこの姿のままじゃ。」

「そ、そうか。なかなか大変だったんだな。」

「そんなこともないんじゃがの。でも同情するなら結婚してくれ。じゃ。」


はぁ、なんか大変なことになった気がする。


「フリックさんはどう思ってるんですか?」

「私は魔王様の意見を尊重します。」

「そうか、あかりとミナは?」

「孝介が嫌じゃないならいいんじゃないかな。」

「うん。孝介様のことを好きになる人は邪魔物じゃない。」


そ、そうか。


「へ、ヘルは?」

(急に私ですか。もう二人も三人も変わらないですし、可愛いからいいんじゃないですか?)


そうなんだよな。この魔王可愛いんだよな・・・。


「わ、わかった。とりあえず結婚は保留しておこう。だが、一緒にいてみて俺が結婚したいと思えるようになったらでいいか?」

「ほんとうか?うれしいのじゃ。すぐに妾に夢中にさせてやるのじゃ。」


はぁ、なんかすごいことになってしまったな。


「では、妾の《天与》についても話しておくかのぉ。」

ヒロイン3登場です。

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