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第27話

 それから何回か戦闘を行いながらも、28階層への階段を見つけることができた。


「ふぅ~、ハイオーガとの戦闘もなんとか慣れてきたな」


 27階層ではハイオーガしか出てこなかったため、連戦しているうちにガイオーガとの戦闘に慣れて待った。


 悠璃は28階層へ降りると、すぐに進み始めた。


「ん?ハイオーガ4体か。27階層では3体までしか同時に出てこなかったがこの階層からは4体出てくるんだね。まぁ、3体も4体も大して変わらないんだけど」


 悠璃はそう呟くと、スキル俊足を発動させて一番手前にいたハイオークに向かって走り出した。


「まずは1体目!!」


 天歩で飛び上がると、始炎をニーアとレヴィの刀身に纏わせて1体目のハイオーガの首を一撃で切り飛ばした。


「次2体目!!」


 1体目の首を飛ばした勢いをそのままに空中で体を捻ると向きを変えて、もう一度天歩を発動して2体目のハイオーガ目掛けて飛びだすと、そのまま首を切り飛ばした。


「グガァァァァ!!」

「もう遅いよ」


 それから3体目、4体目も同じように反撃させることなく首を切り飛ばした。


「やっぱり、天歩のスキルはいいね。空歩よりも連続で発動できる回数が多いから、結構空中戦ができるし」


 ハイオーガの数が増えても簡単に倒せることを確認できた悠璃は、そのまま29階層への階段を探した。


 29階層への階段は1時間ほどで見つかった。途中でオーガメイジなどが出てくるようになったが、苦戦することなく倒すことができた。


 29階層では、途中で見つけたモンスターハウスの罠を発動させた以外にはトラブルもなく、簡単に突破することができた。


「よし、予定通り今日中に30階層までこれたな。28階層からここまでノンストップで来たし、ボス戦前に少し休んでおいた方がいいかな」


 ボス部屋の扉の前で腰を下ろすと、先ほどモンスターハウスで手に入れたアイテムを確認してみることにした。


【名前】召喚のオーブ

【ランク】A

【分類】魔道具

【詳細】使用時、ランク以下のランダムな魔物を1体召喚する。

【効果】魔物召喚(A)


【名前】隠者のマジックローブ

【品質】高品質

【ランク】C

【分類】装備

【詳細】隠密、魔法耐性を持つ魔法のローブ。装備時、フードを被ることで使用者に〈隠密Lv3〉と同等の効果を与える。スキル〈隠密〉を持つ者が装備した場合、スキルの効果を強化する。

【効果】隠密+ 魔法耐性(中) 自動修復


「魔法耐性(中)ってどれくらいなの?」


『そうですね。初級魔法程度なら完全に防ぐことがますが、中級ですと半減程度でしょうか。それ以上ですと軽減できるくらいですね』


「へぇ~、初級魔法は完全に防げるのか。おまけに隠密効果もあるし、大当たりだね」


 さっそく隠者のマジックローブを装備してみた。


「うん、生地が柔らかくて着心地も全然いいな」


 体を動かしてみたが、動きを阻害することなく邪魔にならない。


「よし、それじゃあ、ボスを倒しに行くか」


 大きな扉を開けて、中に入った。

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