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第16話

遅くなり申し訳ございません。

 朝食を食べ終わり、みんなと別れた僕は今、冒険者ギルドに来ている。

 まぁ、みんなにもいろいろ言われたけど、結局は依頼を受けに来たというわけだ。


「なんの依頼を受けようかなぁ」


現在はBランクまでの依頼を受けることができる。しかし、はっきり言えば今の僕じゃ一人で依頼をクリアすることはできない。そもそもBランクの魔物自体がソロで討伐するようなものじゃないんだけどね。


「Bランクの依頼は無理だからCランクでいいのがないかな」


 依頼はランクごとに固まって張ってあるため、確認がしやすく見やすい。


「うーん、お?これならいいかもしれないね」


 見つけたのは、Cランク依頼でハイオーク1体の討伐依頼だ。


 この前、第一王女様を助けたときにジェネラルやハイオークを討伐してレベルが上がっているため、ハイオク単体ならソロで倒せるくらいにはなっている・・・はず。


 まぁ、今回はレベルアップの成果を試すというわけだね。スキルも増えていたし。


「この依頼を受けたいのですが」

「ハイオークの討伐依頼ですね、分かりました。ギルドカードの提出をお願いします」

「はい」


 ギルドカードを取り出して受付のお姉さんに渡した。

 

「はい、受注が完了しました」

「ありがとうございます」

「はい、気お付けて行ってきてくださいね」

「行ってきます」


 受付のお姉さんに挨拶をすると、そのままギルドを出て門へ向かった。


 門から出ると、直ぐにハイオークが生息している森(第一王女様を助けた場所の近くの森)の奥の方へと向かう。ただ、あまり深いところまでいきすぎると、Bランク以上の魔物が出るため気お付けなければならない。


「さて、これ以上進めば、Bランク以上が出てくるだろうからここら辺を探そうかな」


 気配察知を発動して、周囲にいる生物の気配を探す。


「お、この近くにいるようだね。しかも1匹だけのようだ」


『もしかしたらその近くにほかのオークたちがいるかもしれません。一応、警戒はしてください』


「そうだね。ハイオークの近くに他の気配はないけど、もしかしたら気配察知の範囲外にいるかもしれないし、隠密系のスキルを持っているかもしれないからね」


 ソフィーの忠告を聞いて、気配察知を発動したまま周りを警戒しながらハイオークへ近づいた。


「よし、まだ気づかれてないようだね。戦闘前にもう一度自分のステータスを確認しておこうか」


【名前】浦之悠璃

【レベル】24 → 38

【年齢】17

【職業】眷属使い

 体力 110/110(+28)

 魔力 300/300(+70)

 筋力 50(+14)

 防御 50(+14)

 敏捷 50(+14)

 器用 50(+14)

 知力 51(+14)

  運 370(+14)

 魅力 562(+14)

固有技能(ギフト)】〈色欲(ラスト)〉〈鑑定眼〉〈統廃合(コンソリディーション)Lv2〉〈精霊眼(エレメンタル・アイ)〉〈魔導書(グリモア)〉〈時空間魔法Lv1〉〈時空間収納(インベントリ)〉〈変身(トランスフォーム)〉〈吸収(アブソープ)

職業技能(ジョブスキル)】〈テイム〉〈眷属化(サーヴァンツ)〉〈眷属能力閲覧〉〈使い魔能力閲覧〉〈範囲(エクステント)眷属化(サーヴァンツ)〉NEW〈眷属強化魔法〉

技能(スキル)】〈刀剣術Lv4〉〈二刀流Lv3〉〈魔力操作Lv4〉〈魔力具現化Lv2〉〈速読Lv3〉〈指揮Lv3〉〈気配察知Lv4〉NEW〈魔力感知Lv2〉〈火魔法Lv1〉〈錬金術Lv3〉〈豪運Lv1〉〈軽業Lv1 → 2〉〈天歩Lv1 → 2〉NEW〈俊足Lv1〉

【称号】異世界人 眷属使い *****勇者 浦之家の血筋 神器の契約者 女装の天才 男の娘 豪運の持ち主 確固たる意思と覚悟を持つ者 ジャイアントキリング


「うん、那月たちと比べるとまだまだステータスは低いけど、最初と比べたら結構上がったね。ニーアの強化ももう少し上げられそうだ」


『そうじゃな、妾の強化能力を使えば今の主様のステータスなら、ハイオークごときに後れを取ることは無いじゃろう。妾の強化能力を使ったらの話じゃがな。流石に素のステータスでは筋力不足でハイオークの防御力を突破することは出来んのじゃ。まぁ、刃は通るかもしれんがな』


「了解、今回は天歩などは使わずに走ろうと思う。俊足のスキルを試してみたいからね。それじゃあ、行くよ。ゴー!!」


 走り出すと同時に俊足のスキルを発動させた。


「フゴ!?」

「気づくのが遅かったようだね」


 ハイオークが走ってくる僕に気づいたようだが、すでに目の前にいたためそのまま首を斬り飛ばした。


「なるほど、これはいいね。いつもより速く走っているような感覚があったけど、ようなではなく実際に速くなっていたようだ」


 ステータスを確認してみると敏捷の数値が上昇していた。どうやら、縮地や加速の魔法とは違い敏捷値を強化しているようだ。


「さて、眷属強化魔法の方は眷属が誰もいないから今は確認できないね。依頼も完了したし、時間的には早いけど、今日はここまでにしておこうかな」


 ハイオークの死体を収納すると、街へ向かって走り出した。俊足のスキルレベルを上げるために当然、発動している。

 おかげで、行よりも速く街に戻ってくることが出来た。


「ハイオークを倒してきました。確認をお願いします」

「はい、分かりました。確認しますので、ここに出してもらえますか?」

「分かりました」


 インベントリからハイオークの牙を取り出した。依頼対象の魔物の確認は、簡易鑑定の能力が付与された魔道具を使用しているため、魔物の部位の一部を提出すれば確認することが出来る。


「はい、確認しました。これで依頼完了です。こちらが今回の報酬になりますね。ご確認ください」

「うん、問題ないです。ありがとうございます」

「はい、お疲れさまでした」


 受付のお姉さんに挨拶をしてギルドを出た。今日はまだ時間があることだし、今週はまだ訓練に出ていなかったため、参加することにした。

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