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第3話 初の護衛依頼1

 翌日、今日から初めての護衛依頼だ。僕は、朝食を食べた後すぐに機能作ったポーション類をインベントリにしまってから、腰に少し大きめのポチを付けた。ポーチを持っていくのはインベントリの使用を隠すためだ。ポーチなら魔法鞄ていえばごまかせるからね


「3人とも行くよ」


『『はい(了解じゃ)』』


 僕は3人を装備して部屋を出ると、城の正門を目指して歩いた。


「あれ、悠璃じゃないの」

「兄さんどこか行くの?」


 歩いていると那月と鈴華に合った。


「うん、護衛依頼を受けたからね。今日から数日は街を出るよ。とはいっても行先は隣のアディールまでだけどね。みんなによろしく言っておいてね」

「行ってらっしゃい」

「気お付けてね兄さん。(特に女には)」


 鈴華が最後の方に何か言ったような気もしたけど僕は2人に挨拶をして、王城を出て集合場所へ向かった。

 朝食は途中の屋台で食べ歩きして済ませた。


「確か、集合場所はここのはずだけど、どこにいるのかな」


 周りを見回すと、冒険者らしき人たちと商人が話していつのを発見した。

 僕はそこに向かって歩いて行った。


「すみません、護衛依頼を受けた冒険者なんですけどガルア商会であっているでしょうか?」

「はい、貴方が今回越え依頼を受けてくれた最後の冒険者の方ですね。私はガルア商会の商会長ガルアと申します。本日からよろしくお願いします」

「cランク冒険者のユーリです。こちらこそよろしくお願いします」


 僕はガルアさんにと互いに自己紹介をした。それにしても、また、商会長なのか。オリバーさんの時もそうだったけど、なんか商会の一番トップの人とばかり知り合いになってる気がする。


「キャー!!何この子、すっごい美形で可愛いんだけど!!」

「ひゃっ!?な、なんですか!?」


 僕がガルアさんと話していると、急に後ろから抱き上げられたため驚いて変な声を出してしまった。


「あら?本当ですね。エルフなのでしょうか?」

「違うみたい。多分人族だと思う。それにしてもすごいイケメン」

「そうだね、見方によってはイケメンでもあるし可愛くもあるね」

「この子、男の子にしては小さいけど体の方はしっかり筋肉がついているわね」

「ちょ、くすぐったいです」


 それから、ガルアさんに止められるまで僕は、冒険者のお姉さんたちにもみくちゃにされた。


「はぁ、助かりました。ありがとうございます」

「いえ、気にする必要はありませんよ。このまま放置していたら出発が遅れてしまいますからね」


『もうそろそろ出発の時間ですからね』


 僕は時計を出して時間を見ると確かに、出発の時間になっていた。ちなみにこの時計は、前に購入したものだ。懐中時計で40万ルダしたけど後悔はしていない。お金なんて、僕の運があれば多分直ぐに稼げるからね。


 それから、ほどなくしてガルアさんたちの荷物の詰込みが完了したため僕たちは、アディールの街へ向けて出発した。


「さっきはごめんね。私はBランクパーティ月下の雫のリーダーのエリーナよ。メイン武器は剣を使うわ。よろしくね」

「私はアルメダ。メイン部武器は杖で火と風の魔法を主に使う」

「次は私の番だね。名前はルティアでメイン武器は片手剣と大盾で主に盾役をしている」

「最後は私ですね。私はセレナと申します。メイン武器はメイスで主に神聖魔法を使う神官です」


 エリーナさんは赤髪のキリッとしていて、頭に猫耳がついている猫獣人の美人さんだ。軽装備で胸などの重要な部分しか鎧を付けてない。胸はそこそこ大きくスレンダーな体形でしっかりと引き締まっているためとてもバランスがいい。

 アルメダさんは、身長が155センチくらいと小柄でローブを着ている、金髪の美少女だ。胸は残念ながら慎ましいが、華奢な体形でよく見ると耳がとがっているため、エルフだろう。顔はエルフらし整っている。

 ルティアさんは身長175センチくらいで僕より背が高い、茶髪ぼ美人さんだ。体にはエリーナさんの軽装備よりももう少し面積を増やしたくらいの鎧を着ている。胸はエリーナさんよりも大きく、しっかりと引き締まっているため鍛えているのがよくわかる。しかし、女性特有の柔らかさは見た感じだと多分失われていないのだろう。

 セレナさんは、白い神官服を着たタレ目な金髪の美少女だ。服の上からでもわかるほどの大きな胸に、タレ目でおっとりしたような雰囲気がある。一緒にいると甘えてしまいたくなるような雰囲気があり、正直僕が苦手なタイプだ。こういうタイプの女性とはなるときはどうしても普通以上に緊張してしまう。


 それにしても、この世界に来てからずっと思っていたんだけど、この世界の女性って美形率高くね?今回一緒に護衛依頼を受ける月下の雫のメンバーもそうだけど、イーダンの冒険者ギルドで担当してくれたリザさんや王都の冒険者ギルドで担当してくれたレナさん(依頼を受けたときに教えてくれた)錬金術ギルドで受付をしてくれたルカさん(これも、登録の時に教えてもらった)、それにフローラや王宮のメイド、ミリアも地球のアイドルや平均よりも上なのだ。


(これも異世界だからってことでいいのかなぁ?)


 僕はそんなことを心の中で思いながらも自己紹介をした。


「僕はCランク冒険者のユーリです。まだ、登録して1ケ月も立っていない新人で、護衛依頼を受けるのも初めてですが、精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いします」

「登録して1ケ月も立っていないのにCランクって・・・」

「この子があれなんじゃないかしら?ほら、こないだイーダンで登録した新人の子が数日でCランクまで上がり、ギルド創設以来最速記録を出したって噂になってたじゃない」

「そんな噂があった。確か、黒髪でエルフよりも美形の美少年や美少女って言われていた」

「たしかに、黒髪でエルフよりも美形で美少年にも美少女にも見えますね」


 イーダンで噂?確かに登録して数日でCランクになったけどそんな噂になっていたのか。どんな噂か気になるからあとでエリーナさんたちに聞いてみよう。

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