第21話 初心者ダンジョン ボス戦1
僕たちは、朝食を食べてからボス部屋の扉の前に集まって最後のミーティングを行っていた。
「さて、僕たちはこれから初のボス戦をすることになる。そのため準備を万全にしてから挑みたいと思っている。みんなが傷つくのは嫌だからね。そこで、ここに来るまで僕たちはレベルアップをしているが、まだお互いのステータスを共有していない」
「そうね、ここに来るまでに結構な数の魔物を倒しているからレベルも結構上がっているわね」
「ボス戦前にステータスの確認をしておこうというわけですね」
「そういうこと、みんな構わないかな?」
そう聞くとみんなが返事をして頷いてくれたので、順番にステータスを公開していくことにした。周りに誰もいないことは既に確認済みである。
「じゃあ、さっそく確認していこうか」
【名前】浦之鈴華
【レベル】18
【年齢】16
【種族】人族
【職業】精霊魔導師
体力 388/388(+170)
魔力 730/530(+200)
筋力 241(+34)
防御 236(+32)
敏捷 378(+68)
器用 246(+37)
知力 362(+55)
運 51(+1)
魅力 150
【固有技能】〈精霊眼〉〈精霊の愛〉
【職業技能】〈精霊感知Lv1〉
【技能】〈精霊魔法Lv0〉〈水属性Lv4〉〈光属性Lv4〉〈弓術Lv4〉NEW〈遠見Lv3〉〈集中Lv3〉〈短剣術Lv1〉〈魔力操作Lv4〉
【称号】異世界人 浦之家の血筋 ブラコン 悠璃の眷属
【名前】柊那月
【レベル】17
【年齢】17
【種族】人族
【職業】賢者
体力 455/455(+150)
魔力 1386/1386(+300)(+231)
筋力 54(+20)
防御 106(+22)
敏捷 104(+21)
器用 208(+25)
知力 585(+75)
運 61(+1)
魅力 80
【固有技能】〈全属性適性〉〈魔道書〉〈魔道の才〉
【職業技能】〈魔力増加Lv2〉
【技能】〈火魔法Lv3〉〈水魔法Lv5〉〈風魔法Lv5〉〈土魔法Lv4〉〈光魔法Lv3〉〈杖術Lv3〉〈魔力操作Lv6〉〈高速詠唱Lv4〉〈料理Lv2〉
【称号】異世界人 賢者 悠璃の眷属
【名前】フローラ・アークライン
【レベル】20
【年齢】15
【種族】人族
【職業】魔導師
体力 190/190(+40)
魔力 426/426(+50)(+71)
筋力 105(+15)
防御 95(+12)
敏捷 98(+13)
器用 135(+15)
知力 223(+20)
運 101(+1)
魅力 121
【固有技能】〈時空間魔法Lv2〉
【職業技能】〈魔力増加Lv2〉〈消費魔力減少Lv1〉
【技能】〈火魔法Lv2〉〈風魔法Lv3〉〈光魔法Lv4〉〈神聖魔法Lv2〉〈召喚魔法Lv1〉〈魔力操作Lv4〉〈短剣術Lv1〉〈杖術Lv3〉〈礼儀作法Lv5〉
【称号】第2王女 時空間魔導師 悠璃の眷属
【名前】五十嵐颯
【レベル】15
【年齢】17
【種族】人族
【職業】剣豪
体力 570/570(+160)
魔力 195/195(+40)
筋力 510(+54)
防御 222(+21)
敏捷 469(+65)
器用 249(+45)
知力 128(+17)
運 46(+1)
魅力 90
【固有技能】〈刀術の才〉〈剣神の加護〉〈明鏡止水〉
【職業技能】〈刀装備時筋力・敏捷補正中〉〈無拍子〉
【技能】〈刀術Lv6〉〈縮地Lv4〉〈軽業Lv4〉〈空歩Lv3〉〈心眼Lv3〉〈先読Lv2〉〈魔力操作Lv2〉
【称号】異世界人 剣豪 剣神の加護を受けし者
【名前】愛川雪乃
【レベル】15
【年齢】17
【種族】人族
【職業】舞姫
体力 420/420(+160)
魔力 340/340(+140)
筋力 161(+18)
防御 119(+19)
敏捷 525(+70)
器用 330(+25)
知力 177(+17)
運 66(+1)
魅力 192(+10)
【固有技能】〈舞の才〉〈炎舞〉
【職業技能】〈舞Lv2〉〈舞踏〉〈幻惑の舞〉
【技能】〈短剣術Lv4〉〈双短剣術Lv3〉〈縮地Lv2〉〈軽業Lv3〉〈魅了Lv3〉
【称号】異世界人 踊り子 舞姫 魅せる者 惑わせる者
【名前】浦之悠璃
【レベル】11
【年齢】17
【職業】眷属使い
体力 56/56(+20)
魔力 165/165(+50)
筋力 22(+10)
防御 22(+10)
敏捷 22(+10)
器用 23(+10)
知力 24(+10)
運 313(+10)
魅力 530(+10)
【固有技能】〈色欲〉〈鑑定眼〉〈統廃合Lv2〉〈精霊眼〉〈魔導書〉〈時空間魔法Lv1〉〈時空間収納〉〈変身〉〈吸収〉
【職業技能】〈テイム〉〈眷属化〉〈眷属能力閲覧〉〈使い魔能力閲覧〉
【技能】〈刀剣術Lv3〉〈二刀流Lv2〉〈魔力操作Lv3〉〈魔力具現化Lv1〉〈速読Lv2〉NEW〈指揮Lv2〉NEW〈気配察知Lv2〉NEW〈火魔法Lv1〉
【称号】異世界人 眷属使い *****勇者 浦之家の血筋 神器の契約者 女装の天才 男の娘
「やっぱりそれぞれの職業によってステータスの上がり方に幅があるね。まぁ、棒は体力と魔力以外は1ずつしか上昇してないけどね。レベルもみんなより低いし」
やはり眷属使いの特性でレベルとステータスの上昇値が低いようだ。まぁ、これは仕方なんだけど。
「それにしても、フローラの上昇値と比べると異世界人は全体的にステータスの上昇値が大きいよね」
「はい、召喚された異世界人の方々は皆同じように上昇値が大きいらしいです」
「異世界人補正ってやつかな。まぁ、これはいいか。それじゃあ、全員のステータスの確認が終わったからそろそろボス戦に行こうか。これなら多分負けることは無いだろう。しかし、油断していると怪我をすることになるからみんな気を引き締めるようにめ」
「「はい!!」」
「それじゃあ、中に入るよ」
僕は皆に一言掛けてボス部屋の前の扉を開けて中に入った。
中は大きなホールとなっており壁や天井は全て石でできている。また、中は明るいためボスがいないか見回してみたがそれらしき影はどこにもなく奥に扉があるだけだった。
「兄さん、ボスなんてどこにもいない」
「うーん、おかしいね。天井にもいないみたいだし、もしかしたらもう少し中央へ進むと魔法陣が現れてそこから出てくるんじゃないかな?3階層のモンスターハウスの時みたいに」
「あー、そうかも」
そんな会話をしながら中央へ向かって歩いていると突然ホールの中央が光だし赤い魔法陣が現れた。
「悠璃さんの言った通りでしたね」
「まぁ、入ってすぐ確認できないとなると誰かが倒してすぐだったのか、魔法陣から現れるかのどちらかになるからね」
僕はフローラに答えながらボスを見た。
ボスは上の階でみたオークを一回り程大きくして鎧を着た奴だった。周りにはゴブリンナイトやメイジ、ハイコボルトなどのスライム以外の1から9階層までに出てきた魔物がでかいオークを守るようにしている。
「フローラ、あの魔物は?」
「ハイオークですね。普通のオークよりも固く体力が多いです。また、攻撃力が高くなり鎧を着ているので急所を狙いにくくなっています」
「了解、なら僕と颯で敵の攻撃を引き付けるから鈴華は弓でハイオークの目を狙いながら魔法で雑魚を攻撃してくれ。雪乃は舞を発動させて僕たちに補助をかけながら近づいてきた敵を短剣出倒してくれ。那月は魔法で攻撃、フローラは魔法で攻撃しながら僕たちに回復魔法をかけてくれ」
「「はい!!」」
「それじゃあ、初のボス戦開始だ」
僕の合図にそれぞれが役割を果たすために移動を開始した。
僕も腰からニーアとレヴィを抜き、颯の後を追って雑魚を切り倒しながらハイオークに接近した。
次回の更新は明日になります