星の塔から始まる剪定者の試練
「乙女の辻斬」
スカートらしき衣装を翻せ淑女の如く衣装を整える。自分でやりながら女の子よりも女の子しているのは嫌だな・・・と思いつつも髪も整える。
既に第5層。
今しがた倒したモンスターはスターシープでありスターダスト《星の吐息》という遠距離攻撃のダメージが大きく何回か死ぬかと感じたが「処女の如く清らかな守護膜」という一定ダメージ無効空間を創り出しそれを防ぐか韋駄天と飛び道具狩りという対暗殺者専用暗殺術「暗者の針無殺」で全て相殺か別のに当て弾道をずらし僕に当たるであろう吐息を往なす。
それと同時に短剣を腰のベルトから抜き胸の前に構え胸の前に構える。そこから一気加速し乙女の辻斬の構えをし上下に風速で切り刻む。と言う事を5層までの全ての敵に行った。
で第6層への階段前にいるのが大犬。その大きさ約3m。たてに・・。横だと5mはあるぞ。
と思いつつ走り死神のアルカナを取り出し剣に変形させ駆ける。
「ゲリムリブラム」
十字斬を頭部目掛け放ちその勢いのままスラディングで腹の下に潜り短剣を腹に差しそのまま一気に滑り前進し腹を裂く。体から出るとバク転をしながら途中で首が見えた辺りで一文字斬にする。ここまでの一連の動作がゲリムリブラムと言う名の剣技である。
突然だが、この[School Of Fantasia]はプレイヤーの行動により得られるスキルが決まる事で有名なVRMMORPGである。
つまりはオリジナルアーツと呼ばれる個人専用の必殺技が星の数ほど存在しており1人が5個以上のオリジナルアーツを開発していても可笑しくは無くその一つ一つに専用のエフェクトや付与効果がある。
そんな周りくどい事はせずさっさと目的を言えと?
簡単に言うと死刃家伝導秘儀ゲリムリーブを改編したゲリムリブラムは即死と呪殺と言う死刃の名に相応しい効果を持つ最凶の技となったのだ。
話を大犬に戻そう。
戻すまでも無いが最高峰の技を最も適した13の死剣という剣で受けたのだ。
それで分かった事がある。
アルティアの17の権能は・・・・。
「乙女の舞」
短剣を左右の手どちらにも装備し流星雨の如き速さで道を駆け抜け適時に短剣を振りあげる。その勢いのまま壁まで走り左足で眼前の壁を蹴り一旦動きを止めつつも方向転換。右足を後ろに伸ばしバネの様に扱い角を右に曲がる。
「処糸の針通し」
短剣の先に魔力を集中させ糸の様に伸ばす。この先の次の分岐点までは何もなしと。
じゃあこのままに勢いで更に道を進む。
試練のクリアを目指して。