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死刃から始まる説明

「あぁお察しの通りにネーム 13 死神のヴァルキュリオン・ソード

「ネーム・・・あの都市伝説的存在か。致し方無いな。我が敵うわけないな。そして女教皇ね。君たちだけ妙に噴水に近いと思ったのはそんな訳ね。まぁ既に2つを同時に使うなんて流石は伝説の人造種。」

ガチャ。

銃のリロード音が聞こえる。おいおい誰だ?話の途中にって2人かよ。

「君の幼馴染はかなり好戦的だし専属AI「ガチャリ」を・・」

「いい加減にしろ!」

再びのリロード音に怒る。

「アルティアもそちら側か。まぁ君なら誤った使い方はしないはずだ。最後に、[泥人形の壊し方には気をつけろ。]良いな。それとアルティア」

{何でしょうか?百野さん。}

「最後に重要な話がある。それが終わった瞬間コウ君。僕を遠慮なく殺してくれ。」

僕は無言で首を縦に振る。

「鍵は全員開発陣の人間だ。多分LPが数パーセントになるとAIに動きが管理される。多分君たちとじゃないと本物の人間を僕たちをそしてアイツらの自由にさせてはいけない。じゃあアルティア」

{審判解除、百野さん・・・。}

「なんだい?アルティア。」

{・・・創ってくれてありがとう。私たち兄弟を。貴方のご家族は必ず守るから。}

しんみりとしたアルティアのトーンと後悔感が伝わって来る百野さんのトーン。多分今の感じからすると多分ボスは全て開発陣であろう。


何と言うか儚いな。今まで大量の数の人間を殺しては来たものもそれは必要な処置でしかないと割り切っていたが向こうも必死なのだろう。そして生き残る手立てはプレイヤーの全滅。とかだろう。幸いにも仕事中となり給料は降りるだろうし妻子は養えるだろう。



『最後に君たちのような将来性のある子供を巻き込んだ事を此処で謝罪させてくれ。』

{審判発動。}

へぇ~あの時のって一気に出現するんだ。

「じゃあ頼むよ。」

「あぁ」

この場にはアルティアと僕と百野さんしかいない。

「百野さん、安らかにお眠りください。 闇魔法特殊上位派生 死魔法 安楽死」

天より安らかなる光が舞い降り百野さんの体が光になって消える。・・・・ちっ!


百野さんの話はこのゲームのクリア条件は全部で13体いるレイドボスを倒す事。

もしくは隠されている9属性魔法の頂点に立つ龍や神・精霊など特殊レギオンボスを倒す事。

自分の名前の横にある★の数だけは死んでも現実では死なない事。自分が死ぬ事により簡易メニューが開けるようになると言う事だ。


僕は背後に2人の気配を感じながらフィールドへと駆ける。


血桜の吹雪を舞わせながら。


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