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コウとユーナ

「さてじゃあまずコウ。貴方の能力について話すわ。」

とアスナが話をきりだす。そのトーンはいつもよりも真面目に感じる。

「最初に死霊術。コレに関しては貴方自身が研究しているから分かるだろうし貴方が罰した人と頼まれて殺した人がまだ生きているという時点で成功しているわ。コレに関してはお母様も総理大臣も褒めていたわ。現在の死者418名。私たちが来る前の報告ではその位は脳を焼かれているわ。」

と話を区切り紅茶を飲む。と

「えっ!現実での死者が3桁なんて・・・。」

と隣でユーナが驚いてはいるがやはり

「多いな。」

「やっぱりコウ君もそう感じるよね。まだあの天才少年が急遽組んだ蘇生プログラムが間にあったからその程度で済んでいるけど・・・。」

「あれから1年。本来補充される人的資源が足りなくなってきているしまた冷戦が見えそうなのよね。」

と夫婦が言葉のリレーで僕も思っていた事を告げる。というか閉じ込められてから1年経っている事が驚きだ。というか早くしないといろいろとめんどくさそうだな。

「にしても、冷戦とは・・・コレってあの2国の共謀じゃ無かったの?」

僕の眼・・・異世界にて勇者が持つとされる最高の魔眼・天魔眼は例えどんな障害があろうとも所持者やその周りに何らかの悪事が起きようとするとそれを見抜き攻略する手立てを見せる・・正しくは無数にある並列な未来の内どれか一つを選びだす眼である。

それによると如何捕らえようとしてもアメリカとソ連の共謀にしか見えない。コレを見せられたら多分全員が全員そう答えるであろう。が

「あぁそりゃあ僕たちが壊滅に追い込んだからね。で続きに行くよ。」

「で死魔法は四葉家の血族魔法だからほっとくとしてコウ今の貴方のステータスを見せて?」

「分かった。」

こう言う時の姉に逆らうのは無策だと分かっているのでメニューを操作しステータスを開示する。

『コウ・ゲルリーフ ★★★★★★★

スキル

総合武術LV.― メニューLV.― 生活魔法LV.MAX 聖魔法LV.MAX 快生魔法LV.MAX 付加術LV.MAX 看破LV.99 神夜目LV.99 万里眼LV.99 物理上昇LV.99 金剛力LV.99 韋駄天LV.99 魔力LV.99 高速魔力回復LV.99 狙撃LV.MAX 

ユニーク

魔導LV.99 自然魔法LV.99 雷魔法LV.99 死魔法LV.99 天魔眼 隠蔽 死霊術 悪魔使役 勇者 破壊神 武器召喚 アルカナ具現 固有武技 死刃流暗殺術 言霊師 八百万の頂点 

称号

アルティアの加護

希望を齎すもの

気付く者

可能性を秘めし者

他』


僕とユーナはそのステータスに思わず開いた口が閉まらなかった。




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