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再会

「ん?誰だこの気配。七宝家か。」

ふっと気配が感じ僕は立ち止まる。でも何だか懐かしいし新しい。・・・新しい?如何言う事だまさか今まで見たこと無いプレイヤーがいるのか?それにしても何故今更攻略にと思っていたころだった。


と思わぬ人物からの一言でそれは解決された。

「久しぶりね。コウ」

と女性の声がした。新任教師ぐらいの若さである。

始まりの時に教員の話し合いに四葉紘晟として参加した時には聞かなかったが聞いたことがある。いや毎日のように聞いていた覚えがあると言う事は

「姉様?」

「正解。よく分かったわね。一応変声プログラムも死の枷が外れているギアで旦那さまと一緒に来たのよ。」

と妖美な声で呟く我が姉。死の枷もなく変声プログラムを組み込んだと言うことは

「あら、お義姉さま。御久し振りです。」

「あらユーナちゃん久しぶり。如何?元気してた。」

相変わらず世話焼きな姉である。にしても

「お疲れ様です。お義兄様。」

奥の方に居た姉の婚約者である七宝(しちだから) 駿馬(そうま)が佇むかの如くフラフラしていた。

いつものように破天荒な姉に振り回されたのだろうと不憫に思い疲労回復のエリクサーを取り出す。

「どうぞ。」

「・・・助かるよ。というかアスナは何をしているんだろうね。」

アスナだったのか・・・柴葉明砂妃が姉の本名なのだがどうもお嬢様扱いが嫌いなのかいつもゲームではそう名乗っていた。

「多分僕のお嫁さんを弄っているのでしょうね。あの人ずっと妹が欲しいと言ってましたから義妹でも充分らしいので放置していますけど。」

と簡易テーブルと椅子を取り出しお茶が出来る状態にする。

「あ~だからか。可愛い娘産みたいって言ってたのは。成程成程」

とソーマさんは納得をしていた。と言うか姉さんは何がしたいのだろうか?昔から百合っ気があると思いきや今のように普通に結婚をするなど行動がかなりバラバラなのである。というかこの感じじゃあ本来の目的も忘れているな。

「で本来の目的は何ですか?わざわざ枷についてですか?」

「いや違うわよコウ。今日は貴方とユーナちゃんに用があって来たのだから」

と手招きをし僕・ユーナ・アスナ・ソーマは宿屋の会議室に入る。



そしてこれがこの世界を終わらせる事になる。



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