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日常から始まるデスゲームまでの道程

設定的には現在は削除しておりますSCHOOL OF VRMMOの数年後でありますが何ら関係はありません。

VRが日常になりVRが全てとなった20XX年。

世界の全人口の約8割半以上がVRギアを持っているこの時代。

学生を対象として学校内で展開されているVRMMORPG『School Of Fantasia』。

とある特殊な経歴を持つ少年が高校に進学した時、物語の火花は切って落とされた。




僕の名前は柴葉紘晟。今年から高校生になる15歳の少年だ。僕はとある特殊な事情からあまり世間とはかかわっておらずVRMMOも特殊なものや過疎化している物しか経験は無い。が

「学校でVRMMOって本当だったのか・・・。」

いくつかの掲示板などで知っていたが最近ではほとんどの高校で『School Of Fantasia』というゲームを取り入れられているというのは見ていたが信じていなかった。

「えっ!何言っているのよ?コウちゃん。最近では小中学校でも『School Of Fantasia』は取り居られているよ?」

と呟きに反応したのはいつの間にか座っていた僕を持ち上げ抱え込んで椅子に座っていた幼馴染の赤峰怜那。彼女とは幼い頃からの家ぐるみの付き合いでいつの間にか許嫁になっていたりもする。で何でこうも持ち上げられるのは単純に体格差だ。僕は155cmで怜那は178cm位。身体つきも良いのでこう言う風に抱えられるといろんなものが当たって困るのだが本人は全くにしていない。


と言うか

「何で学校でMMOする必要があるんだ?」

一番の疑問がそれだ。VRが全てとなりつつある現代社会でそれの例以外に近いのが学校だ。授業では仮想空間の時間加速(現実の一時間がVRでの3時間)を利用して2000年代よりも高度な教育が施されている。それをもう少し加速させてMMOをやる時間を造る必要はないのではと僕は思っているのだが・・・・。

「コウちゃん、それに突っ込むのはどうかと思うよ?」

「いや・・・確かにそうですね」

周りの視線を浴びて言葉を止める。まぁ入学式のいざこざの所為で実力行使に来る事はほぼない。いたしても本物の馬鹿か脳筋もしくは坊ちゃん位だ。

というかいつまで愛でるつもりなの?


せんせ~え、助けてー。


と心の中で叫んだとき


ガラガラガラ。


と扉が開くと同時に若い先生が入って来る。長めの茶髪を靡かせ視る者を全て魅了するような美貌を持つのは遠城和葉。


「怜那・・・先生」

「んっん」

「和葉が入って来たから取り敢えず退いてくれない?(というか和葉の殺気が怖いんだけど)」

「えっ?(いやあれ私に対してだよね。遠城って確か・・・あっ!2人目の)」

と先生についての正体?を漸く理解した怜那が自分の席に戻る。


「先生、後ろの荷物は何ですか?」

リアカーを人型ロボットに引かせ入っていたが・・・大きくないか?箱その物が。リアカーを引いているロボットの大きさは約1m30cm。とするとリアカーは幅が3m位で奥行きが70cm位の高さが35cmだな。大体35個程度。

「あぁこれね。これは学習用汎用ギア『テーチャ』。まぁ『School Of Fantasia』用に改良されているから実際はMMO型の最新版と言った所だね。」

学習用汎用ギアは勉学を目的としたもので完全なる仮想現実でしか無い。

理由としては2点。

1つは学習以外の要素を一切省いたがためそのリソースが多く比較的安価で提供できるという点。

2つ目は完全に現実を模すためゲームでよくあるステータスUPによる動きの変化が無いという点。


今思えばこの時に気付くべきだったのかもしれない。

恐ろしいデスゲームが始まる事に。


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