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「ハーレム禁止の最強剣士!」より。発掘された古文書。

作者: 青葉台旭

我々は、今からおよそ三千年前にこの世界を襲った「大災厄」前後の時代に書かれたと思われる古文書を入手することに成功した。


そこに描かれた当時の人々の肖像画と思われる絵の一部を紹介しよう。


1、ダークエルフの少女


長い耳とアフルーン人に良く似た姿から、ダークエルフの少女を描いた絵と思われる。


一説には、三千年前の大災厄時代に出現した英雄アラツグはスュンという名のダークエルフを妻にめとったというが、ひょっとすると、その若き日の姿を描いた肖像画かもしれない。


しかし、アラツグの妻に関しては諸説あり謎が多い。ダークエルフの女を妻にしたという説もあれば、代々「英雄の武器」を守ってきた(人間の)一族の娘と結婚したという説もある。また、生涯独身を通したという説を唱える者もいる。あるいはダークエルフ・スュンは不幸にもアラツグと結ばれることなく敵との闘いで死んでしまったという説さえある。未だ真相は闇の中である。


挿絵(By みてみん)


2、黒髪の少年剣士


英雄アラツグは古代ニホン国の血をほんの僅かながら受け継いでいたと言われているが、この肖像画は、その若き日の姿を写した物かもしれない。


挿絵(By みてみん)


3、グリーンエルフの女


アラツグの妻になったという説も、また結局は妻にならなかったという説もあるダークエルフのスュンは、若き日の一時期エルフ公使館に居たという記述があり、直接の上司はグリーンエルフだったとも言われている。


この肖像画は、その姿を描いた物かもしれない。


挿絵(By みてみん)


4、大富豪の息子


この金髪の少年は、アラツグと同じ師匠のもとで修行をした唯一の人間と言われているローランド・ブルーシールドを表しているのかもしれない。


しかし、真相はわからない。


挿絵(By みてみん)


5、全ては謎である。


以上、古文書より一部抜粋した。


この古文書が三千年前の英雄アラツグの時代に書かれた物であることは確かだが、これらの肖像画が本当に英雄アラツグと彼に関係した者たちを描いているのか、それとも全く関係のない別人なのかは現在調査中であり、未だ真相は明らかになっていない。

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