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そんな年増より、わたしの方がピチピチしてるでしょ!(壱)

キター。浮竹姉さんの登場です。熟した果実状態のおいしい体。目に毒であります。今回はちょっと?エロ要素が強いです。

 翌日、またもや、午前中は海で体力作りと称する遊びに没頭する歴研メンバーの荷物持ちをする羽目になった俺は、心の安らぎとなる光景を目にする。それは、ビーチに昨日はいなかった女性客がビーチに用意されたパラソルの下のベッドに横たわっていたのだ。


サングラスで顔はよく分からないが結構きれいな感じのお姉さんである。年は20代後半?ってところか。長い脚ときゅっとしまったウエスト。そして形の良いバストがエロっちぃ感じだ。美鳴たちは若さでナチュラルなエロさだが、こちらは「お金かけてます!」的なゴージャシャスボディだ。頼めば筆おろしさせてくれそうな雰囲気が全身から漂う。


 幸いというか、今日は吉乃ちゃんが休養するといって部屋で休んでいるので、俺ひとり、荷物番で座っている。時折、そのエロいお姉さんの体を鑑賞していると、そのお姉さん、眠っているのか、起きているのか分からないが、急に足を開いたので俺は飲んでいたジュースを思わず吹き出した。


あそこに水着が食い込んでいる。思わずイケナイ想像をしてしまう俺。さらに、お姉さん、急に手で胸を掴み、もう一方の手は股間に当てて、腰を小刻みに振りまくる。色っぽいルージュに飾られた唇が開いて、かすかに喘ぐ声がする。


(ま、マジですか?)


 プライベートビーチで人が極端に少ないとはいえ、これは驚きだ。俺が近くにいることは知っているはずなのに…と脳裏で思う俺だが目はお姉さんの体にクギ付けになる。


「あ、あふん~」


お姉さんは声をもらすとサングラスを取って、俺の方を見てウインクした。


「ねえ、そこのボク~。体に日焼け止めを塗ってくださらない?」

「え?ボ、ボクですか?」


急に言われたので俺は声が裏返り、ボクなんて言ってしまった。


「殿方はあなたしかないわ。ねえ、こっちへいらっしゃいな」

「は、はい」


吸い込まれるようにして俺はフラフラとそのお姉さんのところへ行く。


「これを背中と太もも、足、腕に塗りつけてくれる~?」


そう言って、日焼け止めを渡してくる。お姉さんは白のハイレグビキニだったから、背中と言ってもお尻までばっちり露出し、後ろからでもぷっくりとしたあそこが確認できる。


(ま、マジかよ~この熟れ熟れボディに合法的にタッチできるのか~ラッキー!)


俺は左手で日焼け止めのボトルを握り、右手に白い液体を出すと背中に触る。


「ひゃああ~」


とお姉さん。俺はビビって固まる。


「あん、冷めたかっただけ。ムラなく塗ってね。優しくマッサージするように。両手を使っていいわ」

と言って、ビキニの上のホックを外す。うつ伏せだからおっぱいは見えないが、ハミ乳が視界に飛び込んでくる。背中を塗ると滑って、そのハミ乳に触ってしまう。


「あ、ごめんなさい!」

「いいのよ。日焼け止めだから胸も塗らないと乳首が日焼けしたら大変だから」


そう言って俺の手を掴むと自分のハミ乳に添えて、下にすべり込ませる。


「ああああ…いいわ。上手よ!」

「いや、そこは水着があるから日焼けしないのでわ」


「いいの。次はお尻から太ももにかけて、優しく撫でてね。足の内側は感じちゃうから、上手に塗ってくださいね」


「か、感じちゃうって…」


 俺は両手でお尻を撫でるように日焼け止めを塗る、ピチピチのお尻がプルンプルンしてオイルでピカピカに輝く。


「はあああああううううう。いいわ。あなた、上手よ。その流れで太もも、足へ行くのよ。ああん、上手だわ。あなた、若いのに女のツボを心得ていらっしゃるのね」


「いや、そんな、お姉さん、女の人の体にこんなに直に触るのは初めてで」

「そうなの?」


くるりとお姉さんは、体を起こして俺をまじまじと見た。片手を俺の頬に添えている。


「じゃあ、お姉さんが今晩、筆おろしさせてあげましょうか?」


(え、えええええ?)


「ふふふ。冗談よ。彼女が気付いたようよ。何か怒っているようだわ。」


見ると美鳴の奴がビーチボールを抱えて、目を三角にしてズンズン近づいている。


「私はプールの方へ行くわ。私は浮竹栄子。OLよ。あなたは?学生さんみたいだけど」

「ボ、ボクは島大介、大学生、ハタチです!」


「ふふふ…二十か。若いわねえ」


そう言って舌を出して、エロっぽく光る下唇を舐めた。


「今晩、またお会いしましょう」


そういって、ガウンを羽織ると歩いて行ってしまった。俺はボーッと栄子さんの後ろ姿を見つめている。すると、耳に強烈な痛みが!美鳴の奴、俺の右耳を思いっきり引っ張りやがった。そして、耳元で、


「また変な女の方ばかり見て!だ、大介はわたしの家臣なんだから、わたしから目を離すのは禁止です!」


「見てたって、俺は日焼け止めを塗ってくださいと頼まれただけで…」


「そのエロい手であのお姉さんの体に触ったの?ふ、不潔だわ!」

「ふ、不潔って…そりゃないだろう」


「不潔です!主君以外の生肌にタッチするなんて、不潔、不義不忠の切腹ものだわ!」

「はいはい…」


(じゃあ、お前の体なら触りまくっていいのかよ…)というツッコミはやめておいた。いつもの美鳴の展開だ。だが、美鳴の奴、急にうつ伏せに寝ると


「罰です!今からわたしの背中にも日焼け止めを塗りなさい!」

「え?だって、お前、さっき雪之ちゃんたちと塗りやっこしてたじゃないか!」


「もう効果がなくなったわ」

「いや、だってまだ1時間もたってないし…」


「いいから塗る!」


そう言って自分の水着の上のホックをパチンと外す。栄子さんには程遠いが、美鳴のハミ乳もちょっと拝める。


 俺は美鳴のシミ一つない白いスベスベの背中に日焼け止めを塗りながら、どうしてコイツ、俺にこんなことやらせるのか不思議に思ったのだった。



美鳴ちゃんの理解不能な行動。分からないのは主人公だけというか、美鳴ちゃん自身も自覚していないようで。もどかしいこの二人。

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