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う、浮気なんかしたら許さないんだから!(壱)

ミッション終了し、明日から夏休み!なのに、トラブルに巻き込まれる主人公。

また、女の子絡みですが。

 いよいよ、明日から夏休み。最終講義を終えてた俺は、バイトに行こうと学校の門を出たとき、その事件は起こった。ちなみにバイトは、佐和山城(美鳴のマンション、正式名、メゾン・レジェンド)の管理人と前からやっていたコンビニのバイト。カラオケと牛丼屋のバイトは、管理人のバイトが入ったから辞めた。


管理人のバイトは朝のゴミ出し以外は特に仕事がない、いわゆるお飾りみたいなもの。月給3万円という定額だが、労働時間を考えれば妥当かもしれないが、美鳴の奴、変なところでしっかりしている。金持ちは締まり屋が多いというが、美鳴の奴も例外ではない。


 そんな話はさておいて、俺は何故か不良女子校生に取り囲まれている。今時、めずらしい長いスカートや逆に短いスカート、カラフルなマスク、金髪、ピンク髪と色とりどりの髪の毛。ご丁寧に木刀やらチェーンやら持っていて、派手にペイントした原チャリが何台か見える。


「で、俺に何の用?」


俺は勇気を振り絞ってリーダーらしき、自分にガンつけてくる少女に聞いてみた。この少女は制服をミニスカ状態にしている。


「あんたが島~・・・顔はちょっといいけど、なんかムカつくわ」


(おいおい、顔で判断しないでくれ!)


「ねえ、ミトラ、やっぱりヤバくね?」


周りの不良ギャルがミトラと呼ばれたリーダー格に話しかける。よく見ると俺を取り囲んでいる少女たちはキョロキョロと辺りを見回している。誰かに見つかることを恐れているかのようであった。


「こいつを締め上げようといったのは、あなたたちでしょう!今更、ビビってどうする!」


ミトラが叫ぶ。よく見れば、ちょっと八重歯が目立つ、可愛い感じだ。背は低く、スレンダーな感じで、格好さえまともなら可愛い女子じゃないか?という容貌だ。


「と、言うことは、俺は君たちに締め上げられるということ?」

「当たり前だ!焼きを入れなきゃ、こっちは収まらないんだよ。こっちへ来な!」


そう言って、総勢10名のギャルの団体に取り囲まれて、俺は近くの工事現場に連れ込まれた。


(おいおい、俺、こいつらのグループに恨まれることしたか?)


「なあ、ちょっと待てよ。俺は君たちに恨まれることなんか何もしてないぞ。ちょっと、人違いじゃないか?」

「人違いじゃない。お前は島大介だろう」


ミトラが言う。


「確かに…島だが」

「島大介という男の存在が私たちレディース、アンダーツリーにとって許せないの!」


「おいおい、その意見、めちゃめちゃだな」

「黙れ!お前さえいなきゃ、姉御は…」


「姉御?君のお姉さん?」

「私の姉貴じゃねえ!義子、明子、こいつを抑えて!」


2人の少女が俺の背後に回る。


(これはヤバイ!)


ミトラはチェーンをブンブン回している。あれで殴られたら、半殺しである。


「覚悟しや!」


俺はとっさに避ける。背後に回った少女が俺の両肩をつかもうとしたが、俺はしゃがんでかわす。が、バランスを崩して後ろへ転がりそうになり、慌てて右にいた少女のスカートの端を掴んでしまった。ブチッと音がしてスカートが落ちる。


「きゃああ…」


スカートがはらりと落ちると、ピンクレースのパンツ全開!


「わわわ、わざとじゃ…」


しゃがみこむ少女を避けて、進んできたミトラのチェーンが俺に向かってくる。これも間一髪でかわし、左手にいた少女の背後に回り、右手首を掴んで後ろにして押さえつけた。彼女を盾にしてチェーン攻撃を避ける作戦だ。だが、


「きゃあああああ、エッチ~」


気がつくと俺の左手がきっちりと少女の左胸を掴んでいた。右手を後手で固め、左はおっぱいで固めた感じだ。俺は左手の感触にちょっとひるんだが、今、この娘を放すとミトラのチェーンの攻撃を喰らう。不本意ながら、左手に力を込めてギューッと掴んで固めるしかない。


「そ、そんなに強くしちゃ、だめ~」

「こ、このスケベ野郎が!明子を放せ!」


そう叫ぶミトラに向かって俺は明子と呼ばれた少女を突き飛ばす。仲間に攻撃しまいと、チェーンを振り回すのを辞めたミトラ目がけて、俺はダッシュする。あの攻撃を避けるには接近するしかない。だが、不覚にも手前で脚がもつれた。


「お、おっ、お!」


バランスを崩した俺は、ミトラに猛タックル。俺にしがみつかれたミトラもバランスを崩して、後ろに転ぶ。チェーンが俺とミトラを絡ませる!


「うっ…」


俺は気がつくとブチューっとミトラの股間に顔を埋めている自分に気がついた。


(うああ・・・なんだ、このぷにぷに感は!)


短いスカートは跳ね上げられて、白いトラさんがプリントされたパンツが目に焼き付く。俺の両手はミトラの腰に回り、そのまま、チェーンにからまって動かせない。手のひらは柔らかいミトラのお尻を鷲掴みだ。


両手ともプニュプニュ…。いや、どけたくてもチェーンが微妙に絡まって取れない。

取れないどころか、取ろうとするとプニュプニュ。


「や、やめろ、そんなに動くと、刺激が…」


ミトラはモジモジ腰と足をくねらすが、余計、俺の顔は股間に食い込み、ミトラの大事なところが鼻先と口元に来る。


「や、これは、事故で、チェーンが…」


俺は必死で外そうとする。だが、余計に絡まってしまい、ますます密着する。


「だ、だめ~そんなに動かないで…いや、あ、あん、ダメえ~息が当たる~、ちょっと、口を開けないで!だめ、匂いかいじゃダメ~ミトラ、お嫁にいけない!」


「ミトラ!」

「先輩!」


「この野郎!先輩に手を出すとはどこまでエロいんだ!」


周りの少女たちが、俺たちを囲むがあまりに露骨な姿にみんな声は勇ましいが、魅入っている。このまま、どうなってしまうんだろうという思いで行動に移せない。男厳禁のレディースの掟だから、男と触れ合ったことがない彼女らには刺激あり過ぎの光景だ。


ラッキースケベ連発。この手のネタが尽きそうです。


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