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魔法大全(ウルオール図書館蔵)  作者: Sillver
第1章・魔法理論の基礎

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4/11

1-2・魔法の発動

 魔法に興味を持ち始めた頃、こう思ったことはないだろうか。『魔法の発動なんて、詠唱すれば出来る』と。これは、ある意味正解であり、また不正解でもある。

 魔法の発動には、大きく分けて魔力の感知、循環、収束、詠唱、そして放出という5つの要素が必要になる。言うまでもないが、熟達するにつれて各要素に要する時間は短くなり、天才的な才覚を発揮する者は省略することも可能だろう。

 以下、5つの節に分けてそれぞれを解説していく。


1・魔力の感知

 この本の読者諸氏の中には、魔法の探求に触れたばかりの者がいるかもしれない。そのため、この最も基礎であり常識でもある魔力の感知から語っていく。既にこのことについて知識がある者も、再確認として振り返っておくのは悪くなかろう。

 すでに語ったように魔法は魔力を消費して発動する。そのため、術者は体内にある魔力を感知するところから始めなければならない。この魔力感知は、魔法を行使する際は常に正しく行われなければならない。何故なら、のちに語る制約によって死亡などの重大な事故が起こりえるからだ。

 一般的に、魔力感知は楽な体勢で行う。初めてでは魔力を感知するのに数時間かかることなど珍しくないからだ。昔は肉体を限界まで追いつめたほうが感知がしやすくなると信じられていた。しかし、今日の研究ではそれは誤りであったことが分かっている。むしろ、肉体に生じる痛みなどが原因で、魔力を感知しにくくなり、日常生活に必要な魔力すら使えなくなるといったことが多発したのである。


2・魔力の循環

 感知が正しく行えるようになったら、次は体内で魔力を循環させられるようになることが必要不可欠になる。この世界の絶対的法則は『循環』と『等価交換』だ。全てのモノは循環していなければならない。これは、魔法においても例外はない。そのようなことがあれば、第4章で解説する大災害が起こるだろう。また、前提知識の節で語った通り、世界は循環の中にない魔力を拒否する。ただただ、魔力を放出するだけでは魔法として形にならず、その場の循環の中に取り込まれてしまうのだ。


3・魔力の収束

 循環が滞りなく行えるようになれば、いよいよ魔力の収束である。この収束が、一番難しいところだ。読者諸氏には、心してかかって欲しい。

 さて、収束が一番難しいのは何故だろうか?

 それは、自ら『切り離した魔力の塊に循環を維持せねばならない』からだ。循環はこの世界の法則であることは先に述べた通り。魔法において、循環とは魔力を正しく巡らせること。正しく巡らせるということは、必要な場所に必要なだけの魔力があるということを指す。ヒューマン族は、ちょうど何かをぴったりにするという事がひどく苦手な種族だ。必ず、大なり小なりの誤差が生じる。無論、魔法においても少々の誤差は問題ない。そうでなくては、ヒューマン族が魔法を扱うこと自体が不可能になるからだ。しかし、鍛錬により過不足を無くせば、扱う魔法の強度も術式の美しさも、必ず磨きがかかることだろう。


4・詠唱

 この詠唱は、端的に言うと使いたい魔法に定められた呪文を口に出して唱えるだけなのだが、実際には決められた手順などが存在する。そのため、第2章詠唱基礎理論にて詳しく語ることとする。


5・放出

 最後の放出、これは組み上げた魔法を目標に向かって放つ、あるいはその場に展開することをいう。これも、詠唱あるいは魔法陣によって魔法の規模が異なるため、自身や味方を魔法に巻き込むと言ったことがないように気をつけると良いだろう。

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